ネット選挙で地方選!はじめての立候補でも安心の、安くて質の高いウェブ制作サービスまとめ。


湯の鶴 諸国屋本舗

やー、もう2月ですなぁ。
まだまだ寒いなぁ、薪ストーブは暖かいなぁ、とぬくぬくしていると、突如鳴るマイiPhone

「あ、テンダー?
えとね、
次の市議選出ようと思うんだけど、

どうかな?

どうかなって、あなた、
・・・そんな大雑把なのは、、、

いいですぞー!
(チャレンジって大事!)

というわけですっかり政治と選挙のご相談の増えたヨホ研テンダーの昨今です。
というのも、4月になればネット選挙解禁後、初の統一地方選

ネット選挙!三宅洋平、家入一真、DELI

ミュージシャンの三宅洋平さんや、起業家の家入一真さん、ラッパーのDELIさんの影響を受けて、出馬する若者がZOKKU☆ZOKU。

いい流れっちゃいい流れ。だけど、わたくし身体はひとつ。
一度にふたつの場所へは行けないの。


ネット選挙解禁後、初の統一地方選

かくかくしかじか忙しい旨をお伝えすると、
「ウェブサイト作ってほしい」とか、
「ネット選挙解禁だし、ウェブで広報できれば勝てると思うんだよね」
みたいなことを言われるんだけど、

それはもう、なんていうか幻想!水滸伝

ネット選挙の幻想
[幻想水滸伝 紡がれし百年の時]

いくつかの選挙を経た経験上、そして他のところの事例を見まわしても、
ウェブ戦略では、大勢の足は動きません(2015現在)!

というのも、無名の候補者がウェブでかっこいいコンテンツを作ったり、ウェブでイベントを呼びかけたりしても、

それを見た多くの人が当日に投票所まで歩いて行ったり、仲間を誘って一緒に投票に行ってくれたりするようなことは、はっきり言ってほぼない。 ないんだよー!

あったら珍しいくらいで、つまるところ珍事だ。

ネット選挙!
[マジか]

それくらいの珍事ではあるけれど、実際はウェブサイトがないと

「あの人、ウェブサイトもないけど
大丈夫かしら?」

とか言われる始末。
嗚呼、立候補って大変。

立候補者はやっぱりウェブサイトが必要

ネット選挙

地域によっては Facebookや Twitterだけでもいいのかもしれないけど、このふたつが持ってるユーザーって若年層に多いし、若年層はそもそも投票に行かない人がほとんど

調査した結果を見ると、ドン引きするくらい行かない。もうどんだけアプローチしても行かない。知り合いが出ても友達が出ても、行かないったら行かないの。

じゃあやっぱりウェブサイトを作っときましょう、となるわけだけど、よくあるパターンが以下の3つ。

 1.ホームページビルダーを使える知人が作って、平成初期テイストになる(無駄なGIFアニメーションが入る)

 2.プロに頼んで立派なサイトができるけど、政治活動が忙しいあまり、たいして更新できないで投票日を迎える

 3.ちゃんとウェブサイトを作ってきちんと運用するけど、同姓同名のプチ有名人がいるために、ぜんぜん検索上位にならない

 
いやー、あるある!(涙目)

幾度となく遭遇したこの状況。直接打ち合わせして、きちんとコミットすればなんとかできるのだけど、、、

今はもっと便利でお安いものもありますから!

ネット選挙で地方選!議員さん向けウェブ制作サービスまとめ

ネット選挙!ウェブ制作サービス8選

というわけで、テンダー的・議員さん向けウェブ制作サービス8選の比較。
「立候補しよう!ウェブサイト作ろう!」と思ったときに、検索して現在上位に出てくるウェブ制作会社を選んだよ。

初期費用の安さ順に、制作サービスを比較してみますよ!

1.勝つ!政治家.com の 『ライトプラン』
2.政助 の 『ホームページ助太刀プラン』
4.株式会社VoiceJapan の 『ネット参謀』
3.選挙用品.comの『公式ホームページ』
5.株式会社インフォーユーの『議員ホームページ作成サービス』
6.議員HP.comの『スタンダードプラン』
7.ボートアップの『地方議員テンプレート』
8.Junonetの『議員用、政治家用ホームページ』

1.勝つ!政治家.comの『ライトプラン』

勝つ!政治.com

選挙情報のポータルサイト、勝つ!政治家.comの 『ライトプラン』は、初期費用が0円!管理費が月30,000円から。0円なのはすごいけど、その分月額とオプションで取る、ということなのでしょう。

「初めてホームページを作る方、制作期間を短めにしたい方などにお奨め」とのことで、Twitter、Facebook、Youtubeのアカウント開設サポートあり。

勝つ!政治.com ライトプラン

SNSアカウントの開設って、どんな状況でもまわりにそれくらいできる人はいるだろうし、継続的に月3万円も取るような内容だろうか?というのがテンダー所感。

サンプルページらしきものは、サムネイル画像のみ。
ネット選挙!勝つ!選挙.comのライトプラン

ネット選挙!オプションそして、初期費用は無料だけどオプションが高いっす。
フォーム追加で 50,000円。写真4枚のスライドで45,000円て。。。

うん、高い。

勝つ!政治家.comの『ライトプラン』
初期費用:0円
管理費(月額):30,000円
システム:wordpress
デザイン:テンプレート
スマホ対応:×
SNS連携:(アカウント開設サポート)
制作日数:短め
SEO対策:○
アクセス解析:○
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:?
制作会社への問い合わせ可否:?

2.政助(せいすけ)の『ホームページ助太刀プラン』

政助

2013年末にスタートした政助は、初期費用 30,000円から。管理費が月6,000円から。
わたくしも議員さんのウェブサイトを作ってきたけど、3万円はかなり安い!

そして監修は、ヨホ研でも対談した選挙プランナーの松田馨氏。頭もいいし仕事も丁寧なので、間違いない匂いがします。

ネット選挙!スマホ対応しかも政助はスマホ対応込み
もはやウェブサイトを見る人の半数はスマホから、と言っても過言ではないので、スマホに対応してないと、ウェブサイトの価値は半減なのです。

そして今回紹介する中で唯一の視覚障害者へのバリアフリー対応

というのも政助のウェブサイトは、障害者就労継続支援A型事業所による制作らしく、バリアフリーのチェックは、実際に視覚障害者さんが行うとのこと。

すごい。
すごいぞ政助!



実際のサンプルページはこんな感じ。
ネット選挙解禁!政助のサンプルページ
サンプルのデザインも悪くない。

うーん、2番目の紹介なのにもう言っちゃうけど、費用対効果で言えばここが一番だと思われる。
サイトのドメイン(yohoho.jp みたいなの)と、サーバー(ウェブ上のスペース)の取得&維持費用も入れて、月6000円
やー。安い。

政助の『ホームページ助太刀プラン』
初期費用:30,000円
管理費(月額):6,000円
システム:wordpress
デザイン:都度オリジナル
スマホ対応:○
SNS連携:○
制作日数:1週間ほど
SEO対策:○
アクセス解析:○
バリアフリー:○
問い合わせ可否:メール○ / 電話月2回

(※更新代行プランとの組み合わせで割引アリ)

3.VoiceJapanの『ネット参謀』

株式会社VoiceJapan

2002年から議員サイトを手がけるVoiceJapanは、選挙情報ポータルサイト『ザ選挙』を運営する老舗。その VoiceJapanが提供する『ネット参謀』は初期費用 54,000円、月々の管理費は 5,400円から

ネット選挙!スマホ対応こちらも標準でスマホ対応!ただしデザインは昔風

サーバー代込みの月額の管理費が安いのは好感度高し。

ただしドメイン取得&管理は別途有料オプション扱い。

オリジナルタイトル画像をひとつ作ってもらえるのも良いですな。


実際のサンプルページはこんな感じ。
ネット選挙!VoiceJapanのネット参謀

うーん、やっぱりちょっと昔風

Voice Japanの『ネット参謀』
初期費用:54,000円
管理費(月額):5,400円
システム:wordpress
デザイン:テンプレート
スマホ対応:○
SNS連携:(アカウント開設サポート)
制作日数:?
SEO対策:?
アクセス解析:○
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:○
制作会社への問い合わせ可否:365日24時間メール/電話(緊急時)サポート

4.選挙用品.comの『公式ホームページ』

ネット選挙!選挙用品.com

選挙用品全般を扱う老舗、選挙用品.comのウェブ制作サービス。
制作費用は 74,000円。維持管理費は不明。

その他、膨大なデータを持つ 選挙用品.comから、「ネット選挙も最新情報で支援可能、政治活動もフォロー」という特典がつくのは魅力的かも。

サンプルはサムネイルのみ。
ネット選挙!選挙用品.com

選挙用品.comの『公式ホームページ』
初期費用:74,000円
管理費(月額):?
システム:?
デザイン:?
スマホ対応:?
SNS連携:?
制作日数:デザイン決定後、最短5日~
SEO対策:?
アクセス解析:?
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:?
制作会社への問い合わせ可否:?

5.株式会社インフォーユーの『議員ホームページ作成サービス』

ネット選挙!株式会社インフォーユー

住民目線で地域の発展に尽くすe議員の活動支援を事業の柱とする、株式会社インフォーユー
初期費用は 100,000円、維持費は月額 6,000円。

サンプルはこちら。
ネット選挙!株式会社インフォーユー
右上の旅客機合成が涙を誘う。
会社のコンセプト自体はいいですな。

株式会社インフォーユーの『議員ホームページ作成サービス』
初期費用:100,000円(分割可)
管理費(月額):6,000円
システム:?
デザイン:テンプレート
スマホ対応:?
SNS連携:?
制作日数:7日~
SEO対策:?
アクセス解析:?
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:?
制作会社への問い合わせ可否:?

6.議員HP.comの『スタンダードプラン』

ネット選挙!議員HP.com

明るいサイトが印象的な議員HP.com
初期費用は 105,000円、月額費用は 5,250円。
写真を大きく使って垢抜けてる感じもするけど、2013年5月から更新も止まり、運営サイト自体も作成中。。。

一応サンプルはこちら。
ネット選挙!議員HP.com

議員HP.comの『スタンダードプラン』
初期費用:105,000円
管理費(月額):5,250円(12ヵ月契約・一括払)
システム:?
デザイン:テンプレート
スマホ対応:?
SNS連携:○
制作日数:?
SEO対策:○
アクセス解析:○
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:?
制作会社への問い合わせ可否:?

7.ボートアップの『地方議員テンプレート』

ネット選挙!ボートアップ

選挙コンサルも手がけるイベント会社・レーベン企画が運営する制作会社、ボートアップ

初期費用は 150,000円から。維持管理費は月10,000円から

開示されてる情報が少ないのに、お値段は高め。うーん、これじゃ頼めませんなぁ。

ボートアップの『地方議員テンプレート』
初期費用:150,000円
管理費(月額):10,000円
システム:wordpress
デザイン:テンプレート
スマホ対応:?
SNS連携:?
制作日数:?
SEO対策:?
アクセス解析:?
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:○
制作会社への問い合わせ可否:?

8.Junonetの『議員用、政治家用ホームページ』

ネット選挙!JUNOnet

神戸界隈のフリーランスウェブデザイナーたちとグループで活動している、というJunonet
値段の表記がなく、他の政治家向けウェブ制作会社に比べると、選挙的な価値観に対してやや甘い印象を受ける。
「議員」と言ったり「議員様」と言ったり、語調もちぐはぐ。

サンプルはこちら。
ネット選挙!JUNOnet

なぜサンプルページに安倍晋三CMを貼りつけているのかも、まったくもってナゾ。自社動画貼ろうよ。

Junonetの『議員用、政治家用ホームページ』
初期費用:?
管理費(月額):?
システム:wordpress
デザイン:?
スマホ対応:?
SNS連携:○
制作日数:?
SEO対策:○
アクセス解析:?
バリアフリー:?
お問い合わせフォーム:?
制作会社への問い合わせ可否:?

まとめ。ネット選挙解禁と言えど

こうやって各種サービスを並べてみると、詳細について明記してあるサイトの本当に少ないこと!

ネット選挙!youtube

Youtube対応!とか謳ってるところも多いけど、WordpressはYoutubeアドレスをコピペして張り付ければ、そのまま動画見れるからね。埋め込みとか必要ないからね。

それにしても、サンプルページないって、どういうつもりなんだろうか。議員ウェブ業界は、競争少ないんだろうなぁ。のほほん。

ネット選挙!競争が少ない
[ちなみにウミガメは海中では時速20km]

というわけで、改めて金額と機能とのバランスで見てみると、スマホ対応はもはや必須。なので、

・Voice Japanの『ネット参謀』か、
政助の『ホームページ助太刀プラン』かの

どちらかかな、と思うけど、

ここからちょっと専門的な話。

視覚障害者・完全対応のスゴさ

政助の視覚障害者に完全対応というのは、
実は検索にとっても強い、ということでもある。

ネット選挙!政助のバリアフリー

というのも、視覚障害者がウェブサイトを見たいときは、ロボットがウェブサイトを読み上げるのだけど、
それと同じように検索サイト(Googleとか)がウェブサイトを調べる時も、同じようにロボットが読み上げる

そのときにロボットが読みやすいサイトは自動的に高い評価となるので、バリアフリーサイトは自然とSEOに強いサイトとなる。この点でも政助は一歩リード。

ではなぜSEO(検索対策)が重要なのか?

なぜなら議員さんや立候補者さんのことを知りたいとき、ほとんどの人が氏名を検索する。

そのときに、例えば検索一位のサイトが同姓同名の映画監督だったりすると(実際にあった事例)、

ネット選挙!同姓同名

検索上位にまったく名前を出せず、このときは認知されることすら厳しい状況だった。

また、仮に同姓同名じゃなくても、場合によっては名前が似ているだけで「もしかして」みたいに有名な方をサジェストされて、そちらの結果が出ちゃうことも多々。

ネット選挙!検索について
[もしかしません。]

こういった状況で、『氏名 + ○○市』みたいに複数ワードで検索しなおしてくれるリテラシーの高い人はほんとにごく一部

また、検索上位に出ないということは「あ、世間的な評価が低い人なんだ」と無意識に感じさせてしまうし、もうそこで興味が尽きてしまうケースが大半です。

そういった場合、
下手すると同姓同名監督の作品とか見始めちゃうよね!
ネット選挙!同姓同名
[わあ!なにこれなにこれ!]

つまりは、検索で同姓同名さんに負けるようじゃ、選挙で実際の役に立たんのです
欲を言えば活動する「○○市」とか「○○市議」だけでも検索上位に出てくれば言うことなし。

だからどこを選ぶにしても、そのくらいのSEO対策をしてくれるところは最低限必要だと、わたくし思いますよ!

なのでウェブ制作は、SEOの重要性をわかってる&解決できるところに頼みましょう。
(ちなみに一番見られるのがプロフページ。ここだけは何が何でも作り込むこと)

ネット選挙の結論。使うなら政助!

以上、8つのサービスを比較した結果、テンダー的には、
安いし、SEO強いし、バリアフリーだし、スマホ対応だし、
政助がイチオシですな!

ネット選挙!政助

3万円でスマホ対応&バリアフリーサイトができるのは議員に限らず破格ですぞ。次の選挙で使ってみよう!

つづくー!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。