10年振りのタヒチから、10年で得た知見とともに。


タヒチなう

ピースボートに乗り、地球をぐるっと1周まわったのはちょうど10年前。
帰国直後は、世界の現場に出て行きたい気持ちもあったけど、国内のエネルギー問題や、お金とどう関わって生きるかをテーマに、日本で活動を続けることを選んだ。

それが実り(?)、今年はTVの1時間特番も組んでもらえたし、ずっと取り組んできたエネルギーのことを本にまとめて出版もできたし、鹿児島の南日本新聞から連載ももらったし、

うーん、ひとえに大成功!

そんな折、いつぞやのピースボートから「タヒチ→日本間のゲスト講師として乗りませんか?」とお誘いをいただき、

タヒチなう
タヒチなう!
なぜか日本の政治家さんの原稿をリライトしまくってます

船に合流するのは明日。
1000人の乗船者を前に、一体何を話そう。伝えよう。

10年前は知らないことばかりで、世界の名だたるゲストの話に驚くばかり。質問もまともにできなかった。

下船後、六ケ所村から地道に積み立ててきた経験と練習から、
今は自分にしか語ることのできない話があるとわかる。

学ぶために費やした20代で得たものを、これから20代を生きる人に分かち合って欲しいと強く思う。
知恵を手に、世の不条理や暴力に深く傷つかずに生きて欲しいと願う。

10年経ってわかったことは、ひどく簡単なことだった。
ただ素直で居続けること
たったそれだけだった。
素直さは不条理と暴力を凌駕する。
素直さは自分自身に対する信頼を築く。

その積み重ねのみ、奥深く人に伝わる言葉を支える。

だからわたくしも、明日から1000人を前にただ素直に話すだけなのだけど、
果たしてうまくできるかな?

楽しみだ!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。