葛クズー! 02 あなたのヒモと呼ばないで


というわけで 葛布を作ってみようと
バターになりかけた前回。

落ち着き払って、早速トライ(&エラー)!

1.葛をゲットする。


横浜市内の  膀胱炎 某公園。AM 4:00。
トラッカースクールから帰って来て以来、早朝に公園の足跡をトラッキング(追跡&分析)するのが日課なのです。怪しい人度満点。

てなわけで、


葛は もう、それこそ したい放題のいきおいで そこらじゅうにありました。2mほどを2本、ナイフでバッサリ。
今回はテストなので ごくわずか。どうなりますやら。

2.煮る(困ったらとりあえず煮る。DIYの基本)


ヒィーヒッヒッヒ狒狒
(40分ほど 煮ましたよ)

3.お水に晒す。


本当は川がいいけど、とりあえずなので バケツさんに頼る。

4.埋める

なんてシンプルなんでしょう。本当は 青草など、発酵を促進させそうなもの(納豆でもいいのかいね?)を入れて2〜5昼夜待つらしいです。

とりあえず 大相撲 野球賭博問題に想いを馳せながら待機。
メジャーリーグ 相撲賭博問題だったら、なんだかここまで大事にならない気がするのは なぜかしら。

ポクポクポク・・・・。

3日後。

5.掘り出す

おお!白カビが生えて、全体的に にょめっとしてる!!
この掘り出し物めー!


頼れるオトコ・バケツさんの中で流水に晒しつつ 観察。
表皮がスルリと剥がれ落ちる。

その表皮の下の靭皮(じんぴ)は まだ固くて、しっかりしてる。
でも、表皮と靭皮の間の中間層?(表皮より強く、靭皮より弱い)は、メリメリ剥がせました。

注!→ 後日、 靭皮を勘違いしていたことに気づきました。
この中間層だと思っていたのが 靭皮らしい。
靭皮だと思っていたのが木質部

なにぶん付け焼き刃知識なので基本的なことも知らず、お恥ずかしい限り。なので、肯定5以降は 失敗の記録として、ひとつご笑覧くださいませ。

というわけで、その中間層を使い、トラッカーで習った CODAGE(日本語で言う、縄綯い?)にトライ。

こんな感じ。もう 引っ張っても切れないくらい強い!
さらには、い草のような良い香りがするのです。いいでしょ。僕のヒモです。

そして問題の靭皮の中。
靭皮を割ると わたが入ってます。わたは使わないらしいのだけど、大井川葛布さんの サイトを見る限りだと、どこが繊維として使えるのか うまく把握できず。

とりあえずもう少し腐らせて様子見。
なので再度、ねじって埋めて、果報は寝て待て!!

つづくー!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。