自転車に乗ると 電話とカメラが充電できる機!(製作編)



自転車の、ダイナモ(ペダル重くなって ライトがつくやつ)で、iPod touch(iPhone)、PHS、コンデジ(コンパクトデジタルカメラのことね)を充電しちゃいま

SHOW!!!!!!!!!!!!!!!!!!

わーわー。やらいでかやらいでか。

というわけで、
来週からの九州遠征に向け、使用機器の電源を自給しようと思い立ちました。なにしろ自転車で行くので、四六時中いくらでも発電し放題です。やったね!

さてさて、冒頭のダイナモは、規格が決められているため、時速15kmのときに大体 6v、400〜500mAほどを出力する、なかなかモバイラーにはありがたい発電機です。

ところがどっこい、串焼きはマッコイ、
時速が上がれば上がる程、電圧ならびに電流量はあがるので、メロスに会おうと急ごうものなら iPhoneはボンッ! と どっかしら壊れるであろう予感です。

なので、いつもの 気の迷い さまを参考に 定電圧・定電流化しましたよ。

2010,10/19 10:15追記
やっちゃいました。
ちゃんと読んでなくて 定電圧回路じゃなかったです。
なのですべて やり直し。ひー。(下記の説明はすべて、定電流回路です)

1. セリア系列の100均で、カーチャージャーを買う。


あったりなかったりするので、 DIY好きは 買いだめしときましょう。

2. 分解して、抵抗を外す/変える


おお! 変な形の基板で有名なカーチャージャー基板が、なんと とてもすっきりしている!
ちょっと前とは えらい違い。


というわけで 注目すべきは R1、R2の面実装抵抗ふたつ

両方取り外し、 R1のところにのみ 流したい電流量に合う抵抗をハンダ付け。
だいたい 200mAなら 6Ω500mAなら 2.5Ωくらい。(作る人はちゃんと調べて計算してね) ともに 1Wの抵抗を使用。
R2 は何も接続せず。

今回のケースでは
「eneloop 4本を充電させる(200mAほど)」と、
「USBダイレクト充電(500mA)」をやりたかったので、スイッチをかませて 抵抗を切り分けられるようにしました。ちょきんちょきん。

<行程2> だけで なんと定電流化・定電圧化完了です。
いつも思うけど、 気の迷い の管理人さん、ほんとすごいっす。わかりやすく 広く説明してくれるって、とてもありがたいことです。多謝多謝。

3. 整流する

ブリッジダイオードを上記回路の ダイナモ側にハンダ付け。
(ダイナモが作る電気は交流なので、回路に入る前に 直流に整える、ってこと)
100均モノを転用するやり方 もあるみたい。

4. ダイナモにつなげて完成。


わあ簡単。
このまま使えば USB端子から 5.5V, 200mA or 500mA が取り出せます。
今回は USBだけだと使いづらいので ワニグチクリップもあしらってみました。

というわけで以上!
とっても 簡単だね。ダイナモはすばらしい。

次回は(というか明日に)、
路上実装テストをしてみますよ。

さっきちょっとやったけど、
・・・・・すっごい楽しかった☆

つづくー!

というわけで こちらの回路は定電圧ではないので、
充電モノには向きません。お間違えのないように!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。