マタギグルメ


またこれも大分前の出来事ではあるのですが

たまたま知り合いになった人の友達がマタギで、
以前、マタギツアーに行きました。
そりゃぁもう、今まで出かけた中で最も自然あふれるところで、
怖いくらいでしたとも。

男子2人に手伝ってもらってなかったら、
私家に帰れてなかった…。
山歩き苦手だということを改めて再確認しました…。


↑道なき道を上ったあと、マタギの休息場所&熊の見張り台にて




そして、マタギが上京するので、
ツアーに参加した人々や、そのお友達も含め
2011の新年会が開催されることになりました。



ナリワイ 土間の家 のストーブの上でぐつぐつさせたのは、
今日のメインディッシュ 熊鍋。



できたで…。ゴリゴリの骨から、むしりとるようにして食べる熊の肉は、
すっごいやわらかいうえに、なんというかおいしい。すごい濃い味。
肉自体の味は、獣くさい牛肉。味は超おいしい角煮を食べているかのよう
「あー俺肉食ってる!まさに!」と感動します。
でもじゃりっとする…と思って聞いたら、

マタギ「砂じゃね?」

思わずブ、と吹いてしまいました。

そういえば、マタギツアーに行ったとき、
とってもおいしかったのが「なんばん(三升漬け)」。
おひたしにのせたり、豆腐にかけたり、
まろやかなピリ辛しょうゆのたれみたいな…

↑そうめんにかけてもええよ

思わず家に帰ってインターネットで調べまくり、
青唐辛子は嫌いなのでししとうで作りました。
(麹:しょうゆ:青唐辛子の輪切り=1:1:1。毎日かきまぜて2週間~数か月で完成)
麹を使うので、よいしょうゆを使ったほうが
なんとなく相乗効果でおいしくなるのではとか思ったりすると、
意外に材料費がバカにならず、
マタギにその辺を聞きました。

そうしたら、なんと
「亡くなった近所のおばあちゃんにたくさんもらったのを使ってるからわからね」
んだそうで、びっくり。

今の時代に、死んでからも
「引き継ぐ」ものってあるんでしょうか…。
誰かが死んでも、別にすごい業績を残さなくても、
おいしいなんばん は、
別の家に行って、誰かを喜ばせ続ける…。
こんな豊かなことってなかなかないよなぁと思います。

そういえば水上勉も私が大好きな本「土を喰う日々」で、
亡くなった方が漬けた梅干しを大切に持っていて、
お客様にも大切に出すし、自分も大切に食べるとのこと。
梅干しはずっともつので、自分が死んだあとも、
ずっと伝わっていくからだとか。


↑あとは味噌汁。土間でマタギが焼いた炭でぐつぐついっちょる


近所のおばあちゃんが作ってくれたという、玄米もち(白)と味噌もち・味噌くるみもち。
見かけチョコレートか手作り石鹸みたいだけど、この味噌くるみもちが激うま!
くるみが香ばしく、味噌が甘くて、何もつけなくてもあっという間に食べてしまいます。。


知らなかったんだけど、千葉の(君津近辺の)郷土料理。
持ちより制だったので、参加者が持ってきてくださったものです。
細かく刻んだたけのこ、にんじん、しいたけなんかが
入っている少し甘めの茶碗蒸しのよう。
すごくよいだしで、味付けがやわらかくて、おいしかったぁ~。


これも参加者のおみやげ。
2つの地域で手作りした干し柿。色が全然違うのは、
外干しと内干しだからだそう。外干しのほうが、白い粉をふくそうです。
確かに、味も少し違った。


炭火焙煎したコーヒー豆で、食後はおいしいコーヒー…。


わいわいと、話は尽きません。

あとは「村のどぶろくづくりの名人が作ってくれたどぶろく」。
甘くて、味がすっきりして酔っぱらいました!

そのどぶろくのあきペットボトルに入れてもらったのが
熊鍋の汁。
「これでつけうどんにして食べるのがおいしい」
といわれてさっそくしてみましたら!



激うま!!!
もう、熊肉と骨のだし&油がものすごくて、
たとえていうならおいしいラーメン屋さんのつけめん汁!
というくらい濃厚。
太麺でずるっといきたいくらいおいしい!
合計4回くらい食べて、途中からつけ麺らしく酢を入れて、
最後までおいしくいただきました。

熊ラーメン、あったら売れそうだな~


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