Canon EOS7D を iPhoneから制御する。02(有線版)


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市販品に負けた前回
今日は有線で勝負よ!

はてさて、世の中には Triggertrapという、無料の iPhoneアプリがありまして、こちとら、振動感知や、音声感知、インターバル撮影やHDR合成までこなす、すばらしいアプリでござんす。

Triggertrap: Camera remote for your SLR
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

このアプリを使うためには、案の定 EOS 7D と、iPhoneをつなぐ必要があるため、今回のケーブル作成と相成ったわけでござそうろう。

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ハイ!
というわけで、こちらを参考にさっそくできた、iPhoneと いろんな機種のカメラをつなぐケーブル。

EOS制御ケーブル
先ほどのリンク先だと、秋月で買うトランジスタ 2N3904とはピンアサインが違うので(BC547というものらしい)、秋月で買う方はこちらをご参考に。我ながら見やすい。

しかーし!
7Dのリモコン制御端子は、N3という、超ニッチ規格でございまして、汎用2.5mmミニミニジャックなんて使えない! EOS kiss系は 2.5mmでいけます。

もちろんニッチな規格の端子なんて売ってないので、作るか探すかふたつにひとつ。
こちらを見ると内部は、

それぞれの意味をテスターで調べたところ
赤:シャッター
白:フォーカス
黒:GND
でした。先の英語サイトと同じですな。

とのことなので、3線でシンプルそうだ。赤・白・黒ね!赤・白・黒!

というわけで、探し回った結果見つけた、

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N3用の互換リモコン
580円。

安い!(他のは安くても2000円くらいする)

レビューを見るとさんざんですが、端子だけほしいので気にしない!
購入and即分解!

というわけで、意気込んで 端子を切ると

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赤・白・黄色 チューリップか!

・・・。

くそう。どこから見てもきれいだなー。
困ったあげく、

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抵抗の脚を差して導通チェック。

赤(L):シャッター
黄(R):フォーカス
白(G):グラウンド

とわかりました。

先ほどの2.5mm用にジャックをつけて、、

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完成!

ところが、Triggertrap側でのバルブ制御なんかにはてんで反応しない。

あれ?と思って、3.5mm側のグラウンドをエミッタとつなぐと、これまたバルブは動くがプログラムモードで撮影できない。
おかしいな?と思いつつ、1時間くらい格闘した結論。

この回路図、Triggertrap用じゃないじゃん!
PhotoIRmote という、Androidアプリ用のものでした。480円。)

つづくー!

続き。

Canon EOS7D を iPhoneから制御する。03(有線 Triggertrap版)


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。