壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!01


わがや電力を編集してくれた藤原さんが、オークションにて原付を落札。鹿児島の取引なので、代理で回収に行ったところ、

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
道に
汚い 洗濯機落ちてた!
向かいの電気屋さんが廃棄予定なのだろう、と目星をつけて、交渉&即ゲット!

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
NA-F701Pと肩番らしき文字列が書いてある。

調べてみると、
パナソニック ナショナル NA-F701P[全自動洗濯機 7.0kg]のもよう。1999年6月発売。古い!


壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
というわけで持ち帰る。
とても汚れているし、壊れているのにお持ち帰りした理由は・・・


壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
何しろこの子ったら、
インバーター式なのです。

インバーター式とは:
インバーターは、コンセントからの電気をいったん直流に変え、更に周波数の異なる交流電力に作りかえることで、モーターに供給する電力を制御しています。

 インバーターが搭載されていない製品では、モーターの回転は単純なON/OFF制御しかできませんでした。というのも、ONになると常にフルパワーで動作してしまうので、冷蔵庫でほんの少し温度を調節したい場合でもフルパワーで動作してしまい、電力消費のロスが大きくなってしまいました。

 インバーター搭載の機種であれば、電力の周波数を変えることで、モーターの回転数を使用場面に応じて最適にコントロールできます。例えば冷蔵庫では、庫内を設定温度に保つようモーターをコントロールできるため、「冷やしすぎ」のような無駄なパワーも使わなくなり、省エネ性能が向上します。

 また、インバーターを搭載した洗濯機では、洗濯槽やパルセーターの回転をきめ細かく調節できるため、必要なパワーだけが出せるようになり、使用電力の無駄が少ない効率的な運転ができます。これに伴って、振動や騒音を低減する効果もあります。さらに、やさしく洗いたい場合やしっかり強く洗いたい場合など、洗い方に調節がつけられるため、衣類に応じた洗濯もできます。
(「家電watch 第44回:インバーターとは」より転載)


そして、そして、わたくし、
「インバーター式洗濯機のモーターは回すだけで結構発電する」という話を以前小耳に挟んだことがありまして、かれこれ3年くらい、道端に捨てられている洗濯機をチェックしていたのでありました・・・!(思わず遠い目)


壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
さっそく洗濯機ちゃんをひっくり返すと、そこにはおっきなモーターちゃんが鎮座ましまして、

ここで会ったが3年目。

いざ・分解!


壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
えい!

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
やあ!

こうやって写真並べると簡単そうに見えるけど、ここまでバラすのに2日かかる。

洗濯槽の中に38mmのナットがあって、洗濯機分解以外のいつに使うんだ、という38mm径の柄の短いモンキーを買いに行ったものの、それだけじゃ固着を打破できず、最終的には固定している金属フレームをグラインダーで切った!

17年モノの固着はなかなかですな!

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
そして分解して出てきたのがこちら。
NAKAGAWAのHM-10とHM-23

こちらを見るかぎり、排水弁の制御用サーボモーターと思われる。今回の発電用途とは関係ないので、ジャンク箱へGO。

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
こちら、電源ユニット(上)とトランスユニット(左)。

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
開けてみるとこんな感じ。
基盤は綺麗だし、配線の取りまとめも丁寧で好感が持てる。

あなたの配線、前から気になってました(卒業シーズン)!!!

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
「実は、俺も・・・!」
と相思相愛の電源ユニット先輩の表面には配線の色の指示が細かく出ていて、発電に関係ありそう配線は、赤・青・紫の3本のみ、とわたくしの乏しい知識で最終判断。「本命はこの3本よ!」


というわけでさっそくテスト。
3本のうち2本をテスターにつないで、モーターを回してみる。

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
お!

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
おお!!
AC136.8V!

なぜ写真がブレているかというと・・・

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
一人でめっちゃ頑張ってるから!
(左手で一眼レフを持って撮影中)

モーターの上に、洗濯槽の底のプロペラをつけてテスト回してます。



うーん、いい感じだ。
3本の線のどの2本を測っても、150Vくらいまでは手動回転で出る。

するってえと、三相200Vってこと?
強電は、わたくしよくわからんちん。


ちゃんと発電した電気を使えるのかどうかを、とりあえず電球系のわかりやすいものにつないでチェックしたいものの、
なんとオフグリッド直流ハウスの我が家には100V用の照明がない!

うーんうーんと悩んだ末・・・

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
半田ごて

いや、わかってるよ・・・。わかってるの。
半田ごてで発電チェックしても、写真の絵面からは何も伝わらないってことぐらい・・・

壊れたインバーター式洗濯機から水力発電機を作っちゃうぞ!
うん、あったかい。(ぬくもりに半泣き)



続く。


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。