葛クズー! 01 いきさつ


アメリカ滞在中、97歳の日系2世のご婦人に
「人生ってなんですか?」と尋ねたところ、

「それは 難しいねぇ・・・・・。

 したい放題じゃ!

と教わりました。

人生は したい放題じゃ!
市大法大 テンダー研究員(音大卒)です。

というわけで
今日は 葛(クズ。英語だと クズー!)のお話。

さてはて、みんな大好き 片栗粉&葛粉。

実は ご近所のスーパーで売っているような安めのモノは、カタクリでもクズでもない、という
現代社会の産んだ 落としぶた 落とし穴 そのものなのでした 。
(だいたい、何かしらの デンプン。さつまいも など)

ところがどっこい、相撲はどすこい、
カタクリは 希少なものの、葛は どこいらにでもあるのです。

なにしろ アパラチア山脈にもあるくらいです。

さらに葛からは
葛粉、葛根(カッコン:漢方薬ね)、葛糸→葛布、蔓から カゴ細工など、と
それはそれは、どこもかしこも使えるのです。

そして 今回 テンダー研究員が 目をつけましたるは、葛繊維から作る 葛布

はるか昔は 平安時代の貴族の服に使われたそうで、とっても素朴な風合いだそうな。
おまけに クズ(屑)から作るのだから、つまりはこれも、ジャンクアートだね!

廃物から何か作るのは テンダー研究員のライフワークなので、ぼんちおさむ のぞむところ だ!

思い立ったら吉日、座り込んだら切実、
立てば芍薬 座れば牡丹、歩く姿は鬼のよう!

急がば回って バターになっちゃうぜ!!!

つづく。
(次回、葛繊維を取るお話)


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。