友人が 町長選に立候補しました



どうもこんにちは。

晴れ間の嬉しい季節ですね。
テンダー研究員です。

さて、とっても大事なお知らせです。

僕の大好きな友人、
松村文彦(31)、通称ファンキーが
山口県熊毛郡 田布施町(たぶせちょう)の町長選に立候補しました。

田布施は 岸信介と佐藤栄作を輩出した地で、
びっくりするほど保守の気配のある土地です。

僕も一度、彼に連れられて
田布施町郷土館という 資料館を見てきましたが、
えも言われぬ雰囲気です。
あんなに政治色の強い郷土館は はじめて見ました。

まことにただならぬ。

それはさておき、そもそも彼と僕とは、
船の上で出会い、たくさんの言葉を交わしました。

彼は その直前まで祝島の中学校で英語教師をしていて、
僕に上関の原発のことを教えてくれた人なのです。
そして彼は、大好きな瀬戸内の海を愛し、愛されるために
アースデイ瀬戸内を開催しました。

「海から気づく、みんなで築く」
いたくシンプルな、この言葉とともに。

そして、僕は六ヶ所に行き、1年間そこに住み、アースデイ六ヶ所を作る運びとなりました。

要は、彼は身をもって「物事には そういうやり方がある」ことを 僕に教えてくれたのです。口のうまさが物を言う時代に、本当にかっこいい男です。

3年前、彼が 田布施を案内してくれたとき、
「いづれ政治の世界に・・」と 言っていました。

こんなに早く、その「いづれ」が来ると 僕は思っていなかったけど、
まさに今がそのとき。

保守の田舎の土地柄で、寄る辺なくも立候補をした彼を
僕は誇りに思います。
その勇気に胸が熱くなる。

こんなにも、「できる喜び」を語る雄弁な背中を、僕は他に知らないのです。

多くの人にとって、田布施は遠く、縁もゆかりも感じられない町なのかもしれないけど、
田布施の対岸には祝島、その隣には上関。

ともに原発で揺れる場所。

僕の大事な友人が、今のために、未来のために、
その大きな背中を見せてくれたこと、
そのことに ちょこっと想いを馳せていただけると、
僕としては 何よりも嬉しいのです。

それではまた。
(2010年 10月19日告示、24日投開票)


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。