ボブとナーガ



2006年、六ヶ所村で渡された一枚のCD。
内田ボブさんの歌と、長沢哲夫さんの詩の共作、「つなぎあわされた虹の輪を – バルナギータ」でした。

「〝二匹の魚が旅をする〟っていう歌詞があってね、それはテンダーとエレキのことかもね」と渡されたそのCDを、当時エレキと一緒に暮らしていたイベント事務所で、何度も何度もリピートして聞きました。

わたくしは、歌詞の醸し出す色彩、躍動に魅せられて、エレキはギターの素朴な力強さに惹かれて、何度も何度も繰り返し聞いたものです。

あれから5年、エレキはまた青森に、わたくしは鹿児島に。
その5年の間にわたくしは、写真を撮り、文章を書くようになりました。


鹿児島市のカフェ、作楽(さら)で、初めてお会いするボブとナーガ。
(*この映像は、今回のものではないけれど)

ナーガの朗読は 深く、ただひたすらに、静かに深く、わたくしはあこがれつづけた5年の月日を確かめるように、じっくりと祈るように聴きました。

わたくしは、この人と、この人の観る世界を愛して良かった。
言葉ってありがたい。言葉ってうつくしい。

どうもありがとう。

そしてまた。

魚たちの家
魚たちの家

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長沢 哲夫
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この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。