島(番外編):博士に相談
というわけで 房総籠り(修行)を終えて
休息も つかの間、栃木・那須高原へ
非電化工房 藤村靖之博士 に会いに行きました。
[simage=131,400,y,left,both]
うひゃあ。きれいなとこだー!
藤村博士は 世界で活躍する発明家さん。
電気を使わない発明は 方々で愛され、
冷蔵庫や 除湿器、掃除機や洗濯機、
浄水器に 脱穀機(もみすり器)なんてものまで作ってらっしゃいます。
2007年のアースデイ六ヶ所に来ていただいたのをご縁に、
節目節目で お世話になっているのでした。
と、折しも今回は 非電化工房の
「6万円・2週間でできる、もみがらハウスワークショップ」と同じタイミング。
なのでそちらにもお邪魔してきましたよ。
[simage=132,400,y,left,both]
こちらが もみがらの山。なにやら埋もれています。
[simage=130,400,y,left,both]
そしてこちらが もみがらハウス。
いたるところに 消石灰を混ぜた もみがらが詰まってます。
総勢40余名のご参加で大盛況。
いやー、ひさびさにこういうイベントに参加しました。
なんだか新鮮。
というわけで夜の場が一段落したところで
藤村博士に 島の動力を相談。
いつも 博士に相談すると
「そんなの簡単ですよ」のコメントとともに、
すらすらと 解決方法が述べられるのでした。
ところが、この日は
「うーん・・・」
と 思考モードへ移行する博士。
ありゃ。
やっぱり無理があるのかな?
「ブラジルのエタノールエンジンなら、中古で1万円で買うことができます。
十分な馬力もあります。
が、サトウキビを育てて、エタノールの精製をやるとなると、なかなか手間がかかります。
・・・。
いっそ人力にしましょう!」
と 決めたが早いか、すらすらと図解。
[simage=129,400,y,left,both]
「海面に浮いている、ということは 重さが0になっている、ということであって、
島の重量は関係ないのです。
むしろ問題なのは 表面積であって、ペットボトル群の間に すき間を作ること。
そうやって抵抗を減らします。
また、人間の腕力はとても少ないので、
全身を使う、シングルスカルの漕ぎ方を使いましょう。
3.6㎡ くらいの大きさなら これで進むはず」
と、シングルスカルタイプの水中パドル?案を
ご教授いただきましたー!!!
わっしょい!
今まで考えてたものとずいぶん違うので、
進む具合の感覚的な想像ができませんが、
とりあえず エレキから教えてもらった Google SketchUp(立体描くソフト)の
試用がてら、スケッチアップ!
[simage=134,400,y,left,both]
おお。Googleもすげえ。
博士には その他、心にうつりゆく
よしなしごとの話も聞いていただき、たいへんお世話になりました。
ありがとうございます。
おまけ:
非電化工房にお住まいの パグ!
足の裏が 干し草の香りだぜ!
[simage=133,400,y,left,both]