かたびらバッグ 01 トラッカー仕様



先日、青森行き直前の エレキ研究員宅にお邪魔していると、突如 彼は 言いました。

「今日 時間ある?

 今から ヒップバッグ、作る?

おお。
なんと ストレートな。

まるで 「ヘイ彼女!茶でも飲まないか」 くらいの気安さで、頑強な長旅に耐える、音もたてずに破れない、トラッカー仕様のヒップバッグ作成を 提案するエレキさん。 ナンパな男はキライだわ!

つくるー!

わっしょい。

するとやおら、
彼は 今までに試作していた、和風ヒップバッグの
<からだから離れないぶり> をアピールしはじめました。


もうわかったってば。

要は、今回の 帷子(かたびら)バッグは、
ほぼ 帯(オビ)として機能するために、丹田(たんでん)を締め付けつつ、なおかつ フィットするのでバサバサもしない、というわけです。立体でもないので でっぱりもしない、つけてるかどうかも よくわからないくらい、じゅげむじゅげむのぽんぽこぴーな さりげなさ。

まさに 駆け出しトラッカーに うってつけ!

てなわけで 出来る男は 現物合わせ。
試作と合わせてサイズを調整です。


えいやッ、とう!(現物合わせの音)

と採寸するうちに 使うハギレの メドがついたので、


雑な ポップ DE キッチュな 設計図を書きました。

今回は、ポケット部に 4号の白い帆布(数字が少ないほど厚いそうな。0〜11号まで)、帯部に 日暮里では手に入りにくいらしい 黒ヘンプです。白帆布は のちほど、柿渋鉄媒染で染めるつもり。

わいわい。

と、お祭り気分な テンダー研究員をよそめに
エレキの作業は早いのです。

阿藤快を厭う間に(あっという間に)


チャコペンで線を引いて、


捜査のメスを ハギレにハサミを入れました。 ちょきん。

・・・。

むむ!

この、 単調かつ、繰り返し運動の続くとき と言えば!!!

秘技!
GIF動画〜〜〜〜!!!!!


エレキ 切りすぎ。

つづく。


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。