都知事選で、家入さんがしてくれたことと、みんなの手元に残ったものと。


「今回の政策、知事じゃないけど勝手にやりますんで。」

開票後、落選のなか、家入さんは、3つのことを宣言したんだけど、
そのひとつが、

都知事選で、家入さんがしてくれたことと、市民の手元に残ったもの。

「この120の政策のうち、知事にならなくてできることは、会社かNPO作って僕が今からやってきます」

ということだった。

このひとことに、わたくし本当に打たれた。
これは、選挙公約じゃなくて、
家入さんが、自分が生きていく上での
存在公約だったんだ、と気付かされた。

どんな選挙でも、候補者さんが訴えたことが、本質的で、本当に社会に必要な物事だったら、選挙外でもやっちゃえばいいんだよね。個人で難しいなら団体で、団体でお金が足りないなら会社として。

でも、選挙公約という言葉があるくらいだし、公約は選挙と任期の間だけのお約束、というように扱われていて、今までそれに慣れてしまっていたんだな、とあらためて再認識。

ほかのふたつは、

家入さんがしてくれたこと。

・政治に多くのひとの声が反映されるための、プラットフォームづくりをやる
・これからの23区の区長選挙すべてに、インターネッ党から候補者を立てること → http://internetparty.jp/

を宣言。
選挙は選挙にすぎず、生き様は一生続くんだな、と教えてもらった。

都知事選:まとめ。鎧を脱ぐことを教えてもらった。

今のネット文化って、鎧を着込んで批判する、みたいなのが当たり前になっているようにわたくし感じていたのね。
逆に言うと、どう攻撃されるかわからないから、鎧を着ないと批判ができなかったのかもしれない。

だけど、家入さんは最初に鎧を脱いだ
批判も罵声も浴びやすい、都知事選という絶好の標的の場で。

鎧を着てたら、相手の体温も脈動もわかんないのだから、
本気で関わろうとしたら鎧を脱ぐのは、リアルでは当然のことなんだけど、
ウェブの上でもそれがやれるのか、ということにわたくしビックリした。

そして、その上でなお、批判やいじりコメントに対しての視点が優しかった。

炎上上等と謳いながらも、
「じゃあどうすればいいのさー」と、愚痴のように言いはするけど、
決して煽るようなことはしなかったよ。

この選挙に立ち会えて本当に良かった。

毎度のことで、選挙の結果に落胆するひとも多いかもしれない。

でも、家入さんは当選の可否に関係なく、選挙中に知り得た知見や、声から、自分のやること、やるべきことをカタチにしようとしている。

同じように、選挙の当落を、誰かや時代や、雪のせいにしてないで、一旦受け止めたい。

その上で、選挙は政治であって、政治は選挙ではないのだし、日々のひとりひとりのお金の使い方と考え方こそが本来は政治なのだから、やっぱり個人の生き様の積み重ねでしか、物事は移ろわないんじゃなかろうか、と思うわけです。

だから毎度のことだけど、がっかりしないし、わたくしのやるべきことは変わらない。
社会保障と自分保障は同時に進む。必要な人とは一緒にやる。手伝う。
よそさまは関係ないのです。

以上、テンダーさんの家入事務所レポートでした!
夏もひとつ、南九州で選挙やるよ!乞うご期待!

つづく!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。