[写真解説] 降圧回路の使いかた
わがや電力に載せきれなかった解説・その2。降圧回路!
降圧回路を使えるようになると、アダプタに高いお金を出さずに済む。ただし、作り方を間違えると一瞬で機器が壊れることもあるので、何度もテスターでチェックしよう。
いるもの:テスター、マイナスドライバー、動かしたい機器、動かしたい機器の電源端子
動かすものを用意する
今回はインターネットモデム。側面の仕様を見てみると、
定格電圧: DC10.5V
定格電流: 1.2A
とあるので、10.5Vで1.2A流せる電源があれば動く、ということになる。
降圧回路を用意する
こちら、「わがや電力の12V」を「12V以下〜1.5V」までの好きな電圧に下げられる降圧回路。
下げる一方向なので、12V→24Vのような昇圧は不可。その場合は昇圧回路をお求めくだされ。
入力許容電圧:3-40V
出力電圧:1.5-35V(VRで調整可)
最大出力電流:3A
海外通販で買うと、ひとつ$1ちょっと。
Amazonで買うと、ひとつあたり400円くらい。
1A以上の電流を流す場合は、放熱板と呼ばれる金属板を取り付ける必要があることも。
降圧回路の左側の端子「IN+」と「IN-」が、電源からの電気が来るところ。今回はわがや電力のシガーソケット側。
右側の「OUT+」と「OUT-」が、下げた電圧が出るところ。今回はインターネットモデムの電源端子側。
降圧回路に配線と、動かしたい機器の電源端子をハンダ付けする
こんな感じ。
電源端子は、動かしたい機器ごと電子部品専門店に持って行って、実際にはめながら探そう。
慣れてくればある程度見分けられるようになる。
この電源端子をハンダ付けするときに、プラスとマイナスを間違えると一発で壊れることもあるので、とても気をつけること。
100V用の純正のアダプタをコンセントに差し込んで、端子側の電圧を測り、プラスとマイナスの向きを確かめれば間違いない。
降圧回路の出力電圧を調整する
わがや電力に降圧回路をつないだ状態。電圧は12.56V、降圧前の状態。
金色のネジをドライバーで回して降圧する。
今回はだいたい10.5Vになればオッケー。時間をかけながら丁寧に行うこと。
以上で降圧回路を使った電源アダプタ作りは完成だ。
降圧回路が威力を発揮するのは、12V系のわがや電力よりも、24V系のマジ電力。
24V→16Vで、Macbookシリーズのノートパソコンの充電、
24V→ぴったり12Vで、外付けHDDや通信機器などを使うことができる。
こんにちは。
大変ために なっております。
質問です。
上記の文に 100Vの純正アダプターに、、、
って書いてありますが、12Vではないんですか?
渡邉さん
100Vの純正アダプターというのは、この場合、元のモデムに付属していた100V用のアダプターです。
これをコンセントに繋ぐと、端子のどこがプラスでどこがマイナスなのかがわかるので、純正を参照しましょう、という意味です。
(ほとんどの機器は端子の外側がマイナスで、内側がプラスですが、物によってはあえて逆にしてあるものもあります)
以上で、伝わりますでしょうか?
ありがとうございます。
返事遅れて失礼しました。
だんだん 電気を理解してきました(笑)
ただ今 二種電工の免許取得を目指して頑張っております。
学科は合格したみたいなので、実技に向けて練習しております。
これからも、わがや電力参考にさせていただきます!
わがや電力パート2も楽しみにしております。
ネジはどっちに回すと出力電圧が、低くなりますか?
りょうさんがどんな降圧回路を持っているか私は知らないので、
お持ちの回路にテスター当てて回してみてくださーい。