カホンは寝て待て! 03 – 2号機は高音重視



というわけで カホン2号機を作成。
お写真は、重しを乗せて圧着しているところ。ほんとはハタガネみたいなので締め込むのがいいらしいけど、1号機はそれをやって失敗。(締め込んでないところが反るため、かえってスキマができてしまう)
解決するためにはしっかりしたハタガネがいっぱい必要になるので、今回は重し圧着してみました。


そしてカホンのキモ、響線まわり。ギターの弦がいい、という話しが多いけど、gaahaa’s junk workshopさんの記述を参考に、メーター売りのスチールワイヤーを使用。
前回作った1号機は ワイヤーが売り切れていて、1.2mmのものを使ったけど、あまり響かない&重い印象を受けたので、今回は 1mmにしてみました。いくらか音が高くなるはず。
片側4本の計8本。こんだけ付けとけば響くでしょ。という大味大工。
ガワは、シナベニヤの8mm、1号機はホワイトウッドの13mm。
真ん中の小さな木片については後述。


今回、ここが工夫したところ。
カホン解説サイトを見て回ると、「蝶ネジ&可動垂木締め付け式」が多く、(1号機はそうやって作りました)それはそれでいいのだけど、機構が複雑になるし部品点数が増えるので、今回は「鬼目ナット蝶ネジ埋め込み(廉価ペグ)式」にしてみました。

写真では見えないけど、角材の中に鬼目ナットが埋め込まれていて、蝶ネジ(M8×30mm)がきちんと入るようになってます。
さらには蝶ネジを面取って、穴を開けて、そのままワイヤーを巻き付けられるようにしてみました。猫缶ギター作成時のノウハウが活きました。いえい。

前の写真の木片は、弦が蝶ネジに巻き付く向きがきちんと考えられていないと、テンションがかかったときに、蝶ネジがゆるんでしまうのね。
あの木片は弦の高さの調整と、皿ネジがついていて、弦が蝶ネジに巻き付く向きを補正してくれいてます。
右の蝶ネジ自体が、弦より右側にあれば、あれはいらないのでした。作るまで気付かなかった。

次回、完成と試打!

実はもうできているのでアップするだけ。
つづく!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。