無人島合宿、大好評で閉幕。無人島暮らしの4泊5日はこんな感じでした!(後半)


海遊び。

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って言ってたら、
スバルさんがナンヨウブダイを突いてきた。

でかい。スバルさんの半分くらいあるぞ。

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この日も大量で7、8匹の漁獲。

スタッフのフウヤも、こどもたちも魚を銛で獲ってきた。すごいぞ平成生まれ。


燻製づくり

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獲った魚をダメにしないように、燻製にする。
岩で作る素晴式薫製機に魚を入れて、薪をくすぶらせる。8時間くらい。これはオトナ作業。

夜ごはんのために、ニワトリを絞める

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ひと遊びしたあと、夜に向けてのミーティング。
明日鶏を絞めるか、今日絞めるか、と聞いたら、明日は遊びたいから今日絞める!とのこと。
盛りだくさんすぎじゃないか?と思ったけど、6時過ぎからやることに。

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鶏を取り出す。暴れるのが怖くて、しっかり掴めない。

鶏を絞めるのは、本当に人それぞれ。怖くて直視できない子、興味で目をキラキラさせて見入る子。個性ですなぁ。

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絞めるとき。

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精肉後。こうなってしまえば、もはや誰も目を背けない。

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というわけで夜ご飯は、鳥刺し、鳥炒め、魚のスープ、ごはん。
やっぱりおいしかった。これだけのアクティビティをこなしながら、こどもたちはまだまだやる気まんまん。
只今21:00。

22:00から、耐久8時間の火護りですよ!

寝ずの火の番。8時間の火護り

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昼に起こした火じゃなくて、新しく火起こしをするんだ、と言って、こどもたちはさっくり火起こし。
力を合わせることを学んだのちは、さすがに早いね。

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準備できたね?
では開始!

そもそも火護りというのは、部族によっては発火法を持たない部族もあり、そういうところでは、落雷で生まれた火を、何百年と守るそうな。日本でも、東北に400年間火を絶やさなかった家もあるそうです。

火起こしはやはり、体力を消費するから、そういう意味もあるし、いざというときに火があるのは重要なことなのです。

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とは言っても、さすがに疲れてるから眠ってしまう子もちらほら。2班に別れて4時間ずつ、とのことだけど。。。

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AM0:00。
何がどうなるとそこで寝ることになるの?

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AM1:30
紅一点のSちゃんは、寝ないためにがんばって喋り続ける。
それを聞き続ける、最年少8歳のKくん。
とうとう我慢できなくなったKくんは、Sちゃんに物申す。

Sちゃん「わたしの友達が空手やっててねー、それでその子はねー」
Kくん「・・・・・Sちゃん、それは自慢なのかい?それとも褒めてるのかい?」
Sちゃん「わたしが何を自慢したとー?」
Kくん「Sちゃん、僕はSちゃんみたいに考えもなくペチャクチャペチャクチャ、ペチャクチャペチャクチャ喋り続けるのは嫌なんだよ」
Sちゃん「・・・」
テンダー「Kくん、女の子ってそういうもんなんだよ」
Kくん「そっかぁ(悲しそうに)」

少年は大人の階段をのぼりながら、
夜は静かに更けていく。

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AM2:30。さすがにリーダー格のJもダウン。
それでも、代わる代わる自発的に交代しながら、薪集め班、火護り班にわかれて、

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AM6:00、
火守り終了!おつかれさん!

ありゃ、疲労困憊で誰も喜ばない。
まあでもよくやりきった!

確実に、これ以後はみんな火の世話を気にしてくれるようになった。
経験が理解をうながしますね。大人も一緒ですね。

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というわけで夜明け。今日もいい天気。
波の影響で、一泊切り上げて今日、本土に戻ることになった。
やることやって遊び倒すぞ!

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無人島のゴミ拾い。本当に世界各地からいろんなものが流れ着くものです。
無人島が汚れてても基本的には誰も困らないから、ゴミも漂着しっぱなし。

延べ40分くらいのゴミ拾いで 90kg拾ったよ!

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その後は、イノシシを追っかけて足跡追跡。たどりたどって見つけたイノシシの風呂場(ヌタ場)が、みんなのキャンプの真裏すぐでした。びっくり!

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そして海遊び。この幸せそうな顔を見てやってくださいな。
とにもかくにも海で遊びたいらしい。まあ、きれいな海だもんね。(次ページ、島から脱出!)


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。