オマセさん必見!黒曜石でダセーひげ剃りを作る。
先住民技術仲間のヒラタさんの突然の訪問。
「テンダーさんは七面鳥の羽とかお持ちではありませんか?」と聞かれるものの、あいにく持っていず。なんでも弓矢の矢羽に使うそうな。
そんな話の流れから、
「あ、黒曜石ならありますけど、一緒に鏃(ヤジリ)作りませんか?」とお誘いしてみたところ、石器作りで大盛り上がり。
打ち欠いて作る打製石器と、磨いて作る磨製石器。今日やってみたのはダセー石器!
黒曜石は、鉄のメスよりも500倍もシャープらしく、分子レベルで綺麗に切れるそう。というわけで刃物を手にした時の恒例、産毛剃り。
盛り上がって剃りすぎて、ヒラタさん出血。
「なにこの剃り味の違い!?カミソリより当たりがソフト!!」と言いながら、自分の毛を剃り続けるおじさん二人。
というのも、ちょっと前に、カミソリを使い捨てにするのが嫌で、肥後の守の青紙(そういう種類の鋼)を買った。
随分研いだけど、研ぎの腕と刃厚の問題でヒゲまでは剃れず。断念したさっこん。
ところがどっこい、黒曜石ならスネも剃れちゃう。
鹿児島には黒曜石を拾えるところもあるらしく、そのうちヒゲやムダ毛をボーボーに生やして集合、その日のうちに石器を作って剃って、すっきりして帰るイベントをやろう、とヒラタさんと固く約束をしたのであった。
つづく!