10800円の毛髪検査の結果、まさかの有害ミネラル検出の驚きの結果に。


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photo by aegiandyad

体内の重金属を調べるために、毛髪検査を申し込んだ前回。

10800円の毛髪検査。体内の重金属を調べてみる

20日ばかりかかって、結果が届きましたよ!

毛髪検査の結果・・・

送られてきた封筒を開封すると、カラフルな結果用紙。

10800円の毛髪検査、その後。カドミウムとヒ素が多いという結果に。

んん?

10800円の毛髪検査、その後。カドミウムとヒ素が多いという結果に。

!!!

10800円の毛髪検査、その後。カドミウムとヒ素が多いという結果に。

何度見ても、
有害ミネラルの、カドミウム・ヒ素・アルミニウムが高い。きちんと高い。

ぎゃふん。

と驚く前にちょっと待て!
ちゃんとわかろう。

この基準範囲のところに書いてある単位のppbとは、pert per bilion。
= 10億分の1という意味で、
= 毛髪重量に対して 0.0000001%含有してる、ってこと。

って考えるとすっごい少ないように感じるけど、この基準範囲ってのはそもそもなんなんだろうか。

ふむ。

アルミ

アルミが高いのは、アルミの羽釜でご飯炊いてたからだと思う。これは調理器具を変えればたぶん解決。

ヒ素

ヒ素は、有機ヒ素と無機ヒ素があるらしく、これだけだといいか悪いかわからないもよう。経過観察だ。

カドミウム

問題はカドミウム。カドミウムは食品や液体からの摂取より、気体からの摂取が多いらしく、喫煙者は高い傾向とのこと。わたくしタバコ吸わないし、なんだろうか、と考えてみること数日。

・・・薪生活の煙か!

ガス契約してないてー庵では、日常的に薪を燃やすのと、そこの焚き付けで紙や段ボールも使うので、その印刷物に含まれるカドミウムイエロー(黄色い顔料)とかかもしれない。

いやー。ショック。

続きまして、参考ミネラル。

あった方がいいのか、科学的にまだよくわからないもの。

10800円の毛髪検査、その後。カドミウムとヒ素が多いという結果に。

10800円の毛髪検査、その後。カドミウムとヒ素が多いという結果に。

コバルト、リチウム、ホウ素、臭素が高い。

コバルト

コバルトが多いと、甲状腺機能低下症になるらしい。
わたくし、甲状腺機能亢進気味とか言われたりするので、逆にいいのか? 謎。
抗悪性貧血因子として発見された「ビタミンB12」の構成成分とのこと。

リチウム

リチウムも、やっぱり甲状腺機能低下症につながるらしい。
リチウムが高いと、めまい、筋の振戦、食欲不振、下痢、嘔吐、意識混濁などなどが起きるらしい。
躁病の治療薬。

ホウ素

ホウ素は、毒と思われることも多いけど、摂取した生き物の半分が死ぬ半数致死量は、体重1キロ当たりにつきおよそ6gらしい。体重50kgの人は300g。ほど遠いね。
骨形成に関与するらしい。

臭素

臭素は、慢性中毒になると、皮膚や粘膜に発疹などが起きるらしい。塩化ナトリウムの摂取で、臭素の排泄が促進されるそうな。

以上、参考ミネラルは毒にも薬にもなるミネラルっぽいですな。

最後に必須ミネラル。

10800円の毛髪検査。体内の重金属を調べてみる

ナトリウム

ナトリウムは塩だよね。
これは食生活でなんとかなりそう。

マンガン

マンガンは水に由来するもの。
マンガン過剰は食品鉄の吸収を阻害する。長期にわたる過剰マンガンへの曝露は鉄欠乏性貧血を生じることがある、とのこと。

摂取源は、てー庵の場合はこれだ。

原水、河川や地下水から水道水質基準や水質監視項目の指針値を超過する濃度が一部の地域で検出されています。
ら・べるびぃ予防医学研究所より引用

てか、いろいろ高い。

うーむ。。。

田舎暮らし第2ステージに突入だ。

水道・ガス・電気を契約せずに、答えたる暮らしを実践したつもりのこの2年。

ところが、いざ検査をしてみれば、環境的な汚染をこの身に引き受けてしまった感があるさっこん。
リアル沈黙の春だ。

ガスを使わずに、薪や紙を燃やしたことにより、カドミウムの摂取が進んだ疑惑、
水道水を使わずに、山水を使ったことによるマンガン摂取疑惑。

そう考えると、近代的なインフラってすごいっすなぁ。
環境から「人間が」受けうる悪影響を、一気にフィルタリングしちゃうわけで。

ただ、それは良くも悪くもで、個人が環境から摂取しうる10億分の1レベルの害毒よりも、もっと大きなものをどこか遠いところへ、まとめてポイ!しているようにも思えるけど。

とりあえず、もっと勉強しよう。そして、しばらく生活様式を変えてみて、再検査&奥さんも毛髪検査だ。
そうしないと、今回の検査結果で右往左往して、情報の消費者にしかならないように思う。

うーん、考えさせられる。

つづく!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。