コンポストトイレを手動攪拌式に改良したよ!


手動攪拌式コンポストトイレ

テンダー特番にも登場した、わたなべあきひこさんの回転式コンポストトイレの亜種を1年運用してみて、わがやのベストマッチがだんだんわかってきた昨今。

手動攪拌式コンポストトイレ
今まで使っていた 200Lのドラム缶だと、

・分解がうまくいってないときや、メンテの手間が取れない時はどんどん重くなっていって、回せなくなる、

という事態が発生するのと、

・屎尿分離(ウンコとシッコの分離)をしてなかったので、それが分解を妨げる原因になっているのでは、

と推測。
あと鉄はやっぱり錆びちゃうね。

というわけで改良型の構想自体はしばらく前からあったのだけど、何を隠そう、わたくし溶接作業に苦手意識がありまして、ついでに溶接機も持ってないし、やらないまま保留すること実に半年。

ところがいよいよ先日、直流溶接機を買ったので、ようやく制作開始です!

攪拌棒を作る

手動攪拌式コンポストトイレ

はい、ドン!

3mm厚の鉄フラットバー2mを手で曲げて螺旋にし、直径9mmの鉄丸棒に溶接しましたぜ!
600円くらいの攪拌棒の出来上がり。

ちなみに試作なんで中心軸もちゃんと出てないし、螺旋も丸くないし、溶接も大雑把。

でも、いいの。
試作だから!

ポリ缶を切る!

手動攪拌式コンポストトイレ

というわけで、リユースの100Lくらいのポリ缶(食品用のやつ。700円で買った)側面を、和式便器に合うように切り取り、攪拌棒をインストール。
うーん、かっこいい。

そしてお次に取りい出しましたるは、

手動攪拌式コンポストトイレ

某助産院解体の時に出てきた小さな洗面台!
なんとTOTO製。これを屎尿分離の尿を受ける方にする。

ということはつまり、わがやのトイレもとうとうTOTO製に!

これを組み上げると・・・

目の前に広がる・・

手動攪拌式コンポストトイレ

おお、モダン禅!!!
ほとばしる曼荼羅感。

今後、屎(うんこ)の入るポリ缶には、おがくずと、ぬかと、落ち葉などを入れるつもり。
というのも、今のところおがくずの備蓄が全然ないため。

ちなみに以前、竹の商品を作る夢竺山株式会社の上枝さんがくれた竹ヨーグルトは、

竹ヨーグルト

竹ヨーグルト

入れたら、すごくうまく発酵した感がある。

竹ヨーグルト

乳酸菌が、望まれてない菌の発生を抑えてくれるのかなー??
ここら辺はまだ発酵や微生物に詳しくないので、随時勉強中です。

アジア式に習って、脱水のために灰を入れたりもしたけど、早く重くなる印象。

というわけで外側、

手動攪拌式コンポストトイレ

攪拌棒の軸に塩ビ管の端材でハンドルを付けた。
尿側は、とりあえず転がってた雨樋を仮固定。

手動攪拌式コンポストトイレ

崖(土)につながる排水溝に流すことにした。
おいおい、ちゃんと径の合うホースを買ってきて、つないで液肥にしよう。

さらにこのあと、ポリ缶全体を防湿シートで覆って、保温+虫の侵入を防ぐ仕様にした。
以前の開放型だと、ウジがすごい湧いてしまったので、バリアは必須ですな。

さあ、これでうまくいのかどうか。
夏は気温が高いからなんとかいきやすいけど、問題は冬ですな!

というわけで、春を待て!

続く!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。