テンダーオフグリッド 03 困ったさんのソーラー発電


というわけで、太陽光発電、50W直流モデルを観察してみた所感。

1.チャージャー、SHS-6Lの充電残量表示ランプの幅がパッとしない。
shs-6l
・満充電を知らせる 緑ランプは、12〜12.6Vのときに点く。
・残量低下を知らせる オレンジランプは、12Vを切ると点く。
・残量ナシを知らせる 赤ランプは、11.7V以下、のもよう。

こちらのサイトさんによると、鉛バッテリーは

12.6V 100%(満充電)
12.4V 75%
12.2V 50%
12.0V 25%

とのことなのだけど、

使用感で言うと、「オレンジ点いた」と思うとすぐさま「赤点灯」でMac充電社外品アダプタが起動停止。充電止まる。

鉛バッテリーは、深放電(スッカラカンになること)させてしまうと、著しく寿命が減るのでこういう設計なわけで、
赤ランプがついたときに Mac充電社外品アダプタの電気供給をタップ側で止めると、アダプタ分の抵抗と使用電力がなくなって、すぐにオレンジランプ緑ランプ と点灯したりする。

うーん。繊細でない。

2.今使ってるバッテリーが、へたってるっぽい

40B19L

枕崎のカンカン照りのもと、1日充電しても、1回Macを充電できるくらいしか電力が入ってない感じがする。
パネルが、よい条件なら1時間あたり3Ahほど発電するはずだから、
朝8時(起きてパネルを動かす時間)から、
19時くらいまでそれなりの日照がある。

とりあえず、最高条件の日照時間を少なくとも6時間とした場合、

すると、1日で18Ah発電してるはずだけど、わたくしのMacの電池は4.6Ah。
これを一回しか充電できないのは、いろいろおかしい。

と!思ったら!

こちらを発見。

West Marineのカタログのコラム”The West Advisor”によれば、ソーラーパネルを一日中太陽に向け続ければ、ワット数の半分のアンペアアワーを得られるそうです。太陽の方向に向け続けなければ、だいたいワット数の25%だそうです。

おお、これか!と思ったものの、50Wのパネルだから、動かさないと12.5Ah。
バッテリーが28Ahのものだから、あれれ、やっぱりへたってる。

と思いきや、こちらも発見。

バッテリーの容量から、単純に電化製品の使用電流を割って使用可能時間を計算してはいけません。バッテリーは、現実的には満充電することは難しく、さらに完全放電させてしまうと蓄電能力を極端に低下させてしまう恐れがありますので、すべて使い切ることを避けなくてはなりません。したがって、バッテリー容量の60~70%程度の容量で計算するのが無難です。

ということは、28Ahの60%≒17Ah。
そして一日の発電量が 50Wパネルの実質、12.5Ah。

おー。1日半弱かけないと、バッテリーをあらかた充電できない。
そして、貯められる量も思ってたよりずっと少ない。

でも、PCは 4.6Ahだしなぁ。
とりあえず違うバッテリーでテストです。

ふむ。

鹿児島電力

つづくー!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。