キャブオーバー車の磁場対策。磁場シールドを作る。



磁場の100mG越えが発覚した。軽トラの三菱ミニキャブちゃん。

トリフィールドメーター
あわせて読みたい研究:2013.4/24
あなたの車は大丈夫?車内の電磁波を測る。

放射線界隈の父が、友人の磁場の専門家に聞いてくれたところ、
「炭素鋼でアースを取れば低減できるはず」とのこと。

調べてみると、磁場遮蔽製品が世の中にはあった!
あることにはあるが高い高い!

というわけで1mm厚の、さびさび鉄板2枚で遮蔽テスト。
動画のように磁場は大幅に下がるものの、まだまだ安全基準には遠い。

いろいろやってわかったのは、
鉄板がエンジンとオルタネーターから離れるほど、遮蔽効果があがる、ということ。

トリフィールドメーターを同じ位置に置いた場合、
鉄板が磁場発生源に密接するほど近いより、10cmくらいでも離れた方が、
遮蔽効果が高いもよう。

なので、最終的には、

磁場シールド
「オルタネーター → 1mm厚の鉄板2枚 → 座席 → ドラム缶の蓋 → コンパネ → 座布団」

となりました。アースを取るか取らないかは、やってみたところあまり変化がなかったよ。

これで、磁場が 6mGほど。
国立環境研などによる初の全国疫学調査の中間解析では、
4mG以上の磁場で小児白血病の発症率が2倍以上
とのことなので、まだまだ良しとは言えないレベルだけど、100mG越えからしたら、ずいぶんさがった。
とりあえず、お子さんは軽トラの運転席と助手席に乗せてはダメだね。

そして、東京電力のページで、磁場に関する言及を見つけた。

同じように人体が強い磁界を浴びると、体内にわずかですが誘導電流が流れ、これが筋肉や神経に“ピリピリ“や”チクチク“といった刺激作用を起こします。しかし、5,000マイクロテスラ以上という強い磁界を浴びることは、日常生活ではありえません。
(※ 5,000マイクロテスラ = 50,000ミリガウス = 50ガウス)

おお、これは興味深い。
50ガウスも出てないと思うけど、実際にシールドしないで乗ってるときの感覚はこの引用そのもの。
体表がぴりぴりして、軽くやけどした感じになる。

ハッキリ言って、体感なんて人によって違うし、仮にもわたくし、整体とか身体論とかやってたので、それなりに鋭敏なはず。

とりあえず、このシールドをしてからは、具合の悪さは大幅に減りましたよ。
軽トラや、軽バンに乗ってて身体が極度に疲れる方は、ぜひぜひお試しあれー!

運転の疲労は、振動と音だけではないはず。

つづく。


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。

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