タイの虫料理を食べる。コンチューの3分クッキング!


以下の記事には虫料理が出てきます。ご興味のある方はぜひどうぞ。

今年のはじめ、黒潮農場に長期滞在していた、国境なき寿司団の俊也シェフ。
その後、スイスでうどん屋をやろうとした流れから最終的にクロアチアで開業することになり、とりあえず今はタイにいるそうな。
そんな俊也シェフから届いた小包。

虫が届いた。
品目。「おかし」
どうでもいいけど、宛名がテンダー。自他ともに認めるテンダー。えっへん。

虫が届いた。
わーい。おかし。とりあえずガサゴソと開けてみると、

虫が届いた。
???
よく見えないぞ。

虫の調理
おやまあ。みごとなまでの 虫。
虫の知らせ

虫が届いた。
全部開けると、ご丁寧なことに虫の三種盛り。
虫に関する情報が何一つないから、なんというか、まるで理解が深まらない。
がんばれテンダー!あの頃を思い出せ!

とりあえず説明。
虫が届いた。
↑イナゴみたいなの。

虫が届いた。
↑ゲンゴロウみたいなの。

虫が届いた。
↑コオロギみたいなの。

うーん。イナゴみたいなのが、とても臭うぞ。いたんだ匂いがする。
食欲をそぐ香りだ。うーんうーん。

そうこうしていると、俊也シェフから連絡があって、
「あ、揚げたてがうまいよ!」 という、
今ひとつ現場の助けにならない豆知識をいただきました。
なんか、もっとこう、気がまぎれる情報ないの?

まあでも、気を揉んでも仕方なし。そこまで言うなら揚げてみよう。
鳴かぬなら 揚げてみせよう ホトトギス の術だ!
アゲアゲだぜ!

虫の調理

虫の調理

虫の調理
ぁぁ。。。

虫の調理
揚げあがって、緑みを帯びたゲンゴロウ(仮)。
どうがんばってもおいしそうには見えない。

中国の深い山に生える、霊験あらたかな木の実、と言われれば納得しそうな気がしなくもない。気のせいか。

えーい、こういうときは勢いだ!
イナゴ(仮)!

虫の調理

コオロギ(仮)!
虫の調理

虫の調理

!?
なんかでかいの入ってる!

虫の調理
なんだこれは。8cmくらいあるぞ。エイリアンの中にいそうだぞ。

虫の調理
というわけで揚げあがったサイドメニュー。
こういうときこそ、旅人にがんばってもらおう!

シウン、行っちゃえ!(※ お金を持たないコンセプチュアルな旅人さん)
試食

セイカ、行けー!
虫の調理

と、ここでまあ驚愕の事実。
mushi19
エビだ。エビの味だ。

ゲンゴロウ(仮)は、エビの頭を食べてる質感とそっくり。しかもエビのミソみたいなのの味までちゃんとする。
もしかしたらダシまで取れるかもしれない。

ダシが取れるなら、いろんな料理に使えるじゃないか!
こんな有意義な情報、なんで俊也シェフは教えてくれなかったんだ!

!!!

これがいわゆる

ダシ惜しみ!

つづくー!

2013.6/23 0:07 追記
昆虫博士の塚田さんより、
・ゲンゴロウ(仮)→ ヒメフチトリゲンゴロウ、
・イナゴ(仮)→ フタホシコオロギ
・コオロギ(仮)→ カマドコオロギの仲間、
・エイリアンの中身(仮)→ タイワンタガメ、では?とご教授いただきました!
ありがとうございます!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。

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