あなた色に染め上げて 01


ショッキングピンカー!!!

というわけで こんにちは。
染之助テンダー研究員です。

今日は ナイロン染めのお話。

はてさて、不肖テンダー研究員、
このたび アメリカに行くにあたって、
適切な大きさのバッグを探していたところ、
祖母がスイスに行ったときに 一度だけ使ったという、
ショッキングピンクな バックパックが出てきました。

オーマイグランマ。激しいね。

闇夜にまぎれる技術を習得しに行くのに、
このピンクはちょっと目立ち過ぎ。

「あたし、こんな色イヤよ!」と
一瞥プレゼントは簡単ですが、

ここはひとつ、陽気に染めてみることにしましたよ。

   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

ひょん。

さてさて、今週の ビックリドッキリ備品は〜〜〜、、、


ダイロン マルチ!!!(¥500)
染めると言えば 今まで もっぱら 柿渋藍染 でございましたが、今回の相手は ナイロンさんなので、自然染料では 分が悪そう。

Dylonは ケミカル染料ではあるけども、劇物・危険物は 一切入ってないそうな。

まあ、ケミカル臭はするけどね!

てなわけで、はいドン!
1.バッグを湯煎

何年も押し入れにしまわれていた ショッキングピンクバッグ、略して <ショッピング> を 洗いますぞ。

すると驚きの展開が。


ものすごい量の砂でましたー!

なんともはや、ねこに小判、かばんに砂塵、カブトガニは 節口綱カブトガニ目カブトガニ科です。

節口綱てなんだ。読めないぞ。

2.わんこにお伺いを立てる


わんわん!わんわわんわん!

どうやら染めて良いみたいです。
(今回は テンダー家よりお送りしております)

3.別容器で陽気に溶いておいた、
Dylon マルチ投入。


あにゃー。地獄の鍋じゃー。

さすがケミカル。日々の生活では見ぬほどのドス黒さで、
あっという間にショッピングを くすませます。

うす紫は 黒へ、ショッキングピンクは 深紫へ はやがわり。

(鍋には 塩を 15g投入。浸透圧で しっかり染まるのでしょう)

4.いつものくせで 重曹漬け

20分揉み染め(?)、20分放置のあと、
軽くすすぎ いつものくせで 重曹溶液に。

柿渋を塗ったものに 重曹を塗ると、濃く染まるのだけど、
あとから考えれば 今回はケミカルだから、あんまり関係ないかもね。

違う化学式になると思った。

というわけで 今日はここまで。
次回、染まり上がりについて。

つづくー!!!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。