「闇の鍋将軍」



 
鍋の中に腐海がありました。
ドルクの罠?
 
ども。菌糸テンダーです。
今日はそんな お鍋を一挙に救済!
闇の鍋将軍のお話。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やあ。ブラウザの前のエージェント諸君、
ごきげんよう。
こちら、テンダラス総司令だ。
 
 
というわけで諸君、
今日のミッションは手ごわいぞ。
 
 
 
この写真を見てくれたまえ、
そこに写っている男は アップル小倉という元探偵だ。
 

 
ソーラークッカーで温度計を破裂させたりと
実に手ごわい。
今日一日、奴の行動を監視してくれたまえ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・ササッ!(エージェントが行動に移る音)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1600:
 アップル小倉 冷蔵庫を開ける。
 

 異臭に気付いた様子のアップルが 冷蔵庫を捜索。
 エビの頭、冷凍カレー(恐ろしく古い)、鯛、冷凍マグロ(変色が見られる)、ヨモギ大福(固い)、などなどを見つけた様子。
 ちなみに青森では、冷蔵庫の方が外気より暖かかったりするであります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1630:
 アップル小倉 棚を捜索
 

 
 いつのものか分からない 瓶入りの塩を発見したもよう。
 アップルのコメント:「・・・!! みずっぽいぞ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1700:
 アップル小倉 鍋を作りはじめたもよう。
 

 
 先ほどの具材を使い、海鮮鍋を作り始めた様子であります。
 もちろんいつのものか分からない塩も投入されました。
 
 その間にもアップルはさまざまな<危険領域>と見られる食材を見つけては
 畑に撒いております。
 さすが探偵。
 探偵の前に冷蔵庫など、ただのちょっと冷たい箱にしか過ぎないのであります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1745:
 かつおぶし削り器登場。
 

 
 うわさに聞くかつおぶし削り器であります。
 直に削りだされる花鰹には、市販品には到底真似できない華やかな香りと
 全体をぐっと引き締める風味の豊かさが秘められており
 それは いわば北海の極寒が生んだ自然の芸術だ。
 
 大自然の
 芸術なのだッ!!!
 であります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1800:
 闇の海鮮鍋完成。
 

 
 アップル小倉による海鮮鍋が完成したもよう。
 非常においしそうだが、何か違和感を感じる。
 もしや・・・・・?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 よ、よもぎ大福が入ってるでありますー!
 前人未到の快挙のもよう。
 あ、アップルが・・・
 
 
 
 

 
 口にしたーーー!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 そして止まったーーーー!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 その後のアップルのコメント:
 「きもちわるい」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 さらに後、テンダー調査員が口にしたところ、
 寝込むという事態に発展いたしました(実話)。
 
 
 今回のミッションから我々が入手した情報は、
 
 「海鮮鍋に よもぎ大福は入れるな」
 
 ということであります。
 
 
 
 司令もどうか 鍋によもぎ大福を入れるなどということは、
 ゆめゆめなさらぬように。
 
 
 
 
 
 
 
 ・・・はい?
 ええ。いちご大福でも同じことだと思いますので。
 お気をつけ下さい。
 
 
 
 ではまた。
 


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。