かつお節界のスーパースター、金七商店の瀨﨑さんがスタッフを募集しているぞ!
枕崎=鰹節
鹿児島に来た当初から2年住んだ心のふるさと、枕崎。
枕崎は鰹節の街なので、シーズンによっては街中カツオの匂い。
そんな枕崎暮らしの日々に、
国境なき寿司団辻本俊也くんのご縁によって、知り合った若き職人、金七商店の瀨﨑祐介さん。
瀨﨑さんは金七商店に生まれ、現在35歳の4代目。彼は鰹節にカビをつける際、工場にクラシック音楽をかける。すると鰹節に密度の高いカビがついて、醗酵と熟成が深まるそうな。
いろいろ調べた結果、鰹節につけるカビには、モーツァルトの音楽がよかった、とのこと。
どんな時も一生懸命な瀨﨑さん。
わたくし、当時瀨﨑さんが言ってたことが忘れられない。
「食品に音楽を聴かせるのって、少し前のブームでした。だからちょっと時代遅れな感じもするんだけど、たとえ時代遅れでも、音楽を聴かせることで良質な鰹節ができるなら、迷わずやるのが職人だと思う」
迷わずやるのが職人!
そしてそして、実際に金七商店のクラシック節は、ズバ抜けてうまい。他の鰹節と味比べをするとよく分かる。
4年に1回の水産庁長官賞を2008年、2012年と2度受賞したのも頷けますな!
何しろ、あのさかなクンともお友だち!
あら楽しそう。
そもそも上質な鰹節って?
加工工程の差異によって、鰹を茹で干したのみの生利節(なまりぶし)、それを燻製にしたさつま節・荒節(あらぶし)、荒節にカビを付けることにより水分を抜きながら熟成させる工程を繰り返した本枯節(ほんかれぶし)がある
(Wikipediaより)
市販の花かつおのほとんどは、荒節を削ったもの。つまり、カビが付いてない鰹のスモークを削ったもの、ということですな。
本枯節はカビをつけることで水分量が15%以下まで下がり、荒節に比べ味に雑味がなく、まろやかなもの。
ちなみに、鰹節の形は製造元ごとに違って、職人さんは鰹節の形を見ただけで
「お、これは〇〇さんの節だねえ」とわかるらしい。うーん、ジャパン!
そして、こっからが重要なところ。
瀨﨑さんいわく、枕崎の鰹節屋は40社を超えるが、本枯節を作れるところは10社に満たないとのこと。
さらに日本全体でも20社はないそうな!
業界全体として需要が減っていく中でも、金七商店は瀨﨑さんの技術や情熱やアイデアによって、メディアでもたくさん取り上げられて、今までで一番注文も問い合わせも来ていて、ノリに乗っているところ。
ところが時代の趨勢か、金七商店では8名いた社員がなんと4名にまで減ってしまい、鰹節を注文に応えるほど作れない現状がある、とのことでした。
うーん、
危機!
鰹節の危機!
というわけで、
金七商店、働きたい方急募!
以下、条件。
ただし条件はカッツカツに決まっていて変えられない感じは全然なくて、瀨﨑さんは話せばわかってくれる人なので、どうしてものことがあれば要相談。
ちなみに枕崎はわたくしも2年住んだけど、海もきれいだし、熱帯の植物も育つし、自転車で生活できるし、すんばらしくいいところ。移住を検討している方にもオススメです!
鰹節屋、イケてる仕事の解説動画はこちら!
金七商店 雇用条件
勤務時間 7:50-17:00
条件 性別、資格、学歴問わず
初任給 16〜20万(要相談)
休日 日曜日。事前申請により調整可。土曜日祝日は組合の規定により不定休。
勤務地 金七商店
住所: 〒898-0018 鹿児島県枕崎市 桜木町382
電話: 0993-72-1894
その他 住むところなど相談に乗ります。
得られるもの 瀨﨑祐介さんより。「僕が11年をかけて見て盗んだ、一人前の職人になるまでに学んだ鰹節製造の技術を、毎日付きっきりで伝えます。やる気のある人であれば、僕は1年で職人に育てる自信があります。」
お申し込みはこちら!
(瀨﨑さんに届きますよ!)
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
続く!