睾丸無知。猪の睾丸を刺身で食べる
お話のあらすじ → 狩猟仲間のMさんより、50kgの猪が獲れたから解体しませんか?というお誘いを受けた。
というわけで、
睾丸☆
ちなみにみんな大好き、アボカドは、アステカ人の言葉であるナワトル語で「睾丸」を意味するらしい。このアボカドは、ひとつで片手に収まらないくらい。
薄膜を向いたアボカド。なんとも言えぬ質感。
昔、猟師さんから教えてもらったのは、
「猪は、心臓と睾丸だけは刺身で食える」というもの。猪の肝臓を生食する人は多いけど、それが元で亡くなる方も多い。狩猟読本にそう書いてあった。知り合いの猟師さんは、肝臓の生食で寄生虫を食べてしまい、肺を片方切除することになったそうな。
とりあえず、調べてみたけど、睾丸生食の安全性について言及するソースを見つけられず。
うーん。
うーん。
とりあえず、
やってみよう!
と、思い、包丁を入れる。
うおお、精子が出た! 紅顔しちゃう
ちゃんと理解していなかったけど、睾丸=精巣なのね。魚で言えば白子ね。
わたくし、何にも知らなかったです。ムチムチ。
というわけで、完成した刺身。外側と違い、中はレバーのような見た目。
さっそく、お醤油でいただく。ぱくり。
!!!
めちゃくちゃうまい!
強いて言うならクリーミーなホタテ。ホタテの貝肉が、クリーミーにとろける。
なんだこれは。
これが睾丸か。ここまでの味なら、わざわざ刺身にして食べるのも頷けますな。
ところがどっこい、相撲はどすこい、
わたくし、それなりに手堅いので、ほんのひとかじりを刺身でいただいて、後は火を通してみました。
するとしいたけだ。
なんだ。睾丸は火を通すとしいたけになるのか。
世の中知らないことばっかりだ。
というわけで、火を通しても十分おいしくいただけました。最初から火を通せば良かった。
(味わい比 →「 さしみ:加熱済み = 1: 0.9 」くらい)
いやー、貴重な体験でした。
次からは、睾丸も捨てることなく食べよう。うんうん。
つづくー!
(この記事は、生食を推奨するものでも保障するものでもありません。食事は自己判断で!)
はじめまして。私も某お気に入りのお店で、たまたまいい状態のものが入ったから、と猪の睾丸の刺身を頂いた事があります。確かに大変美味でしたね。最上級のレバ刺から更に臭みを抜いた、とでも言うべき逸品でした。まあ、そうホイホイ調子に乗って食べるのも考えものなのでしょうが。