不吉なトイレと、オープンユアマインド式トイレ。アンプラグドな「てー!ハウスプロジェクト」06


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てー庵随一の不吉エリア。トイレ。
普通だったら、引っ越し時、トイレは割合はやい段階で改装して、快適に過ごせるようにするものだと思うのだけど、昨日まで一向に手を付けなかった。

理由は、
・不吉だから、と

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・畑に オープンユアマインド式のトイレが完成してたから。

説明しよう!オープンユアマインド式トイレ
俗に言う穴だ!
竹のトライポッド(テントの骨組みみたいなの)を立てて、落ちてたビニールシートをひっかけただけ。

穴は深さ50cmほど。



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これがオープンユアマインド部
バイオトイレで調べると、もう本当にいろんな方法とメカニズムがあるのだけど、基本は、

・屋内に作りたい、ということと、
・虫の発生を抑えたい、

の2つに集約されるのだと思う。
堆肥を作りたい、という場合もあるけれど。



そもそも論
ちょっと前に、糞土師の伊沢さん(ふんどしのいざわさん)という方のノグソフィアというサイトと考え方に衝撃を受けて、

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野糞こそ、生態系とつながる唯一の人間の行為だ、というような哲学に敬意を表した経緯がありまして、このたびのオープンユアマインド式のトイレの完成と相成りました。涙を禁じ得ませんね!もうぜひ、サイトをご覧ください。
http://nogusophia.com/

ちなみに、オープンユアマインド式トイレ(トイレに行くときは、まわりの人に「クローズユアアイズ!」とさわやかに言って出発する)は、数種の虫がうんこを分解します。まだちゃんと見れてないけど、ハエ&ウジと、コガネムシは確認。もっとたくさんいる気がする。

穴を掘ったばかりだと分解能力が低いのだけど、しばらくうんこがたまり、生き物が増え、かつ乾燥状態がキープされてくると、一回の分解まで2〜3時間

2〜3時間経つと、ぼつぼつとした虫のうんこ(いわゆる肥料ですよね)があるだけで、他は何もなくなる。
そして、この穴まで母屋から20mくらいなのだけど、ハエも虫もほとんど来ない。虫は虫だけで畑でサイクルが出来てるもよう。

つまり、家の外でよくて、畑があり、虫が畑に来てもいいなら、オープンユアマインド式で充分。1円もかからないし、誰にも迷惑をかけない。

水洗トイレが現代における大きな問題のひとつだな、とわたくし思っていて、うんこって水と混ざることによって扱いづらくなるというか、体積が増えちゃうから、処理が大変になっちゃう。乾燥させて、何かに食べてもらえば、それで終わる話なのにね。



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こちらはフィンガーウォッシュ用の水ペットボトル。
フィンガーウォッシュは、文字通り、指洗浄式。抵抗がある人もいるかもしれないけど、水のある地域では、たぶん一番合理的。

北海道のフリーライターさんから、2010年1月当時に聞いたこと。
「タスマニアの森林は大規模に伐採されて、日本へ輸出されている。その多くがトイレットペーパーになっていて、だから私はトイレットペーパーは使わない」という話。

当時は、そんな大げさな!と思ったけど、旅をすることと、トイレットペーパーをどうするか?ということは意外と密接で(トイレ環境が整わないケースは割合多い)、わたくしも、ゆるやかにフィンガーウォッシュ式に移行。旅人ならではのスタイルとも言えますな!


フィンガーウォッシュはゴミを出さないし、ほとんどエネルギーも消費しない。お尻がダメージを受けることもないし、バイオトイレの問題点となる紙の分解も考えなくていい。うーん、合理的。みんなでフィンガーウォッシュだ!




とは言ったものの!



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客人にノグソフィアの哲学を伝えるまで、わたくしタフじゃなかったです。ごめんなさい。というわけで、素直に不吉トイレを改装。

ちなみに今回のパワフル助っ人は建築士のアキカさん。普段からは想像できない速さで、内装を剥がしていきます。餅は餅屋!蛇の餅は蛇


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まず、通路を半分以下の広さにしている、謎の洗面台を撤去。ベリ、バリバリ、プシュー(水道管が切れた音)


すると、

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入れ歯だ。

棚を開ければ、まさかの入れ歯。髪の毛の付いた、思い出の入れ歯。
これは一体どうしたことか。引っ越しとは、かくも大変なことなのか。
トイレをきれいにしようと思っただけで、なぜ、人様の入れ歯と向かい合わなくてはいけないのか。

今日も哲学が深まります。

入れ歯の記念に、写真を撮ろうとカメラを探していたら、アキカさんにより、一瞬でゴミ箱へ。
「だって触りたくないんだもん!」って歯に衣着せませんな!入れ歯だけに


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そのまま、湿気が入ってぼろぼろになった内装材をバリバリ剥がし、カビを拭き、


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ゾンビだ。
じゃなくて、ずいぶんきれいになった。

もうちょい内装をはがして、防湿を兼ねてコンパネを張って、照明を工夫すれば、ずいぶん良くなるはず!
(ちなみにこちらのトイレは簡易水洗。ちょっとだけ水を混ぜるアレね)



つづくーーーーー!






てー!ハウスプロジェクト、今までの過程





この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。