2013. 9/8 – 変わった先生と変わった遠足。サクラ島大学の「かわなべ遠足」今年もやりますよ。


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無人島から帰ってきましたテンダーです。
いやあ、無人島は良い!人生で一回は行くべきだー!
このホットな想いの丈は、近々書きますよ。

というわけで、今日は次なるワークショップのお話。


とてもなめらかに鹿児島の地域づくり、つながりづくりを続けるサクラ島大学

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学長の久保さんとはとても親しくさせてもらっていて、彼のものごとにやさしく寄りそう姿勢には、いつもハッとさせられます。

そんな久保さんとサクラ島大学が企画する、かわなべ遠足

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かわなべ遠足2013

森の中、ある日、自然とのかかわりを巡る時間。

かわなべ遠足とは、サクラ島大学が、毎年つくっていく自然をテーマにした遠足の時間です。
日々の暮らしている自分たちのまちから少し離れてみて、自然のなかで過ごします。

「これまで見えていなかったものが、見えるようになる。」
「聴こえていなかった音が、自分のなかに響きはじめる。」

実はいつもすぐそこにある素晴らしいできごとに、できるだけ気づいていたい。
日々の営みを見つめる機会にしたい。そんな想いから、かわなべ遠足をつくっています。

− 森の中、ある日、自然とのかかわりを巡る時間。

この日、自分なりの自然とのかかわりをもった働き方をしている三名の方をお招きして、その方々と一緒に一日を過ごします。
「日々の暮らしのなかに、どんなことを大切にして自然と向き合っているの?」
そんなことをたずねながら、じっくりと話を聴きながら。彼らが大切にしている知恵や技術に触れながら。

一緒に過ごした時間のなかで、新たな発見や出会いがあること、自分なりのかかわり方のヒントが生まれることに期待をしています。
遠足から帰ってくると、いつもの景色が違って見えるかもしれません。子どもの頃に、そうだったように。

さぁ、バスに乗り込んで川辺へ遠足に出かけましょう。想像しないような温かな経験と自然に出会いに。

鹿児島市から、隣町の川辺へ、みんなで遠足する、という企画です。
去年も大好評で、今年もまた開催とのこと。
この遠足がひとつ変わっているのは、ただ遠足して風光明媚に触れるだけではなくて、変わった3人の先生がいる、というところ。


おひとりは、昆虫博士の塚田さん。眼光はするどいけど、とても優しいお人柄。本当に幅広い知識をお持ちで、ヨホ研の 虫を食べてみる話でも、虫の判別にご協力いただきました。

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[いきものコース]
森を案内するのは、虫の図鑑をつくるくらい虫大好きの虫博士。
あなたの知らない不思議な世界へとご案内してくれます。

虫博士と夏の森。足下に広がる大自然の世界へ

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[昆虫の住むところを説明する塚田さん。虫から見える世界はどんなだろう]

もうおひとりは、言わずと知れたスバルさん。冒険をしたり、食育や建築のワークショップをしたり、なんでもござれ!ですね。

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[たべものコース]
「食べる」ことに、じんわりと、じっくりと、向き合う一日です。私たちが口にする食べ物は、全てが生きモノです。
一羽のニワトリから、一杯のご飯から、私の「食」を見つめていきます。

鶏を〆め、飯を炊く。昔は当たり前にあったオモテナシの風景

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[鶏をさばいて作った鶏飯。丁寧にガラから取った出汁は驚くほど濃厚]

最後はわたくしテンダー。

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[大地のこどもコース]
・ようこそ、標高10cmの世界へ
・足跡追跡、時間を考える – すべてはログとして
・トラッキングボックス – この足跡は誰のもの?
・シェルター – 何はなくとも風雨をしのぐ
・罠をかける – つかまえる。思いを馳せる
・火を起こす – いつもあたたかくいられるように。

ようこそ、標高10cmの世界へ

大地のこどもコースは、足跡追跡をテーマにすすめます。
すべてのいきものの足跡は、生まれおちてから、死に横たわるまでの軌跡。

伝記も日記もない動物たちにとって、その生き様を記録するページは大地であり、また、その「ログ」は驚くほど長く残されるのです。

だからこそ、ひとつの足跡を追う、想いを馳せる。
そういったことに意味があるように思うのでした。

それと、落ち葉と枯れ枝だけで作るシェルターと、
罠の掛け方、火の起こし方も含まれます。

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わたしたちは、火を起こした祖先からの、一万年目のこどもだから、先人からの技術を選り好みすることなく、すべてを受け継いでいたい。そういう想いで、わたくしが学んだ技術と考えたことをゆるやかに分かち合えたら、と思います。

いきものコースと似ているけれど、塚田さんのコースは、昆虫のことと、そこに暮らす小さな生き物たちから見る世界の話。
大地のこどもコースは、小動物の高さから見る世界と、それとつながり連綿と生きてきた人間の技術の話。

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表裏一体のうらおもて、のようなものだと思っています。


「いろんな体験をしてみる企画」って割合たくさんあると思うのだけど、
しっかりとデザインされた企画って、よく探すと驚くほど少ない。

サクラ島大学の企画は、ぱっと見の派手さはないかもしれない。
だけど、時間が経ってから、参加してよかった、としみじみ味わえる、昆布茶のような良さがあります。
それは、丁寧に作られることによって到達した、日本の工芸品の機能美のようなもので、やわらかな中にも凛とした間合いがあるのでした。

ひとりからのご参加もおすすめですよ。
お申し込みは、こちらから。

詳細は こちらから。


サクラ島大学について

むかしむかし、はなさかじいさんは、「枯れ木に花を咲かせましょう」と
枯れ木に灰を降らして、 サクラの花を満開にしました。
桜島の灰が降るたびに 素敵な花がまちに咲いていくように、
季節がかわるたびに花が咲いていくよう。
「サクラ島大学」というなまえには、 そんな願いがこもっています。

サクラ島大学は、架空の大学です。色々な授業やイベント、探究活動をおこなっています。
自分たちが「ワクワクするかも?」と感じたものたちを、
自分たちらしいやり方を探し、試しながらつくり、みなさんに届けてゆきます。

すぐに枠は埋まってしまうと思われます。
お早めに!


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。