自転車九州。01 序にかえて


というわけで 自転車で 九州行って来ます。

当初は 熊本までの予定だったけど、もしタイミングが合えば、星川淳さんのいる屋久島と、友人のいる種子島も行ってくるかも。

今回の目的は、途中立ち寄る野山での シェルターや、罠、トラッキングの技術の練習、それと、「具体的に、自分は実際にどこまでできるか」のテストです。

持ち物は
・ナイフ(2本:ハンドフォールドと オンタリオのフルタング・シースナイフ)

(オンタリオのナイフ。よく研いで、シース [ケースのこと] を作ったよ)

・寝袋(逆に 人の家に泊めてもらったとき用)
・自作ハンモック(ダニ対策)
・水筒(茶こしと活性炭内蔵で 簡易浄水器として)

藤村式浄水器の旅人用改良版。台湾のPiao社 Travel Buddy に炭を詰め込みました)

・お灸・鍉鍼の医療セット
PHS & カメラ(optio W90
・皮なめし用に手鍋をひとつ・調理用のコッヘルひとつ。
・服を替えに上下一組。

乗り物は
・自転車、シボレーの街用マウンテン?っぽいの。


 発電機を付けて、LED照明と PHS・カメラの充電をできるようにしたよ。
・自転車の修理道具・空気入れも積載しときました。

というので ほとんどかしら。テントはナシ。

以上の装備 全部を、昔染めた ショッキングピンクバッグ(略してショッピング) に詰め込みます。はっきり言ってかなりの軽装の部類だと思いますが、最終的には これの半分、というかナイフと水筒くらいにしたい。

今回は移動が多いので、装備も増えますね。

そして ルールはふたつ。

1. 野山に泊まるを厭わない
2. 会えたら会う。会えなければ通過。

です。

友人や、泊めてくれそうな人の話しを聞いてしまうと、しなくてもいい滞在をしてしまったり、なんだか甘えてしまうので、今回は あっさりめで。

そして課題は 3つ。

1. 獣の皮なめしをする
2. 自由猟具で 肉を得る
3. シェルター技術の修練

1は、ロードキルアニマル(轢かれた生き物)を対象に。
2は、ストーキングの技術、もしくは 自由猟具として設置可能な罠にて。
3は、季節・天候を問わず。アレな話だけど、まだ、ムカデやダニと一緒に寝ることに抵抗がある。自分ちっちゃいっす。

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こうやって まとめてみると、ほとんど全ての装備に手が入っていて、自分の技術や知識が、ずいぶん広がったことをひしひしと感じます。たくさんのモノを買わなくて済むようになった。

ある意味で無目的に学び続けた4年前から、ようやく今 振り向けば、しっかりと一条の道を歩いて来れたようで 旅立ちへの思いもひとしお。

道具を持たなくなるために、道具を作る技術を学ぶ必要がある不思議。それをとくと味わって、次の高みを目指します。

というわけで 自転車九州、ひとつみなさま よろぴこりん。


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。