ここは良いとこ枕崎!イノシシの陰茎から奇跡のカッツォ節を作る。
突然ですが、陰茎です。
先日、猪を解体したとき、睾丸は刺身にしたものの、陰茎はどうしようかと迷う もなか 最中、
そういえば
イタリア語で 陰茎のことをカッツォと言うから
カッツォ節にしよう!とあいひらめきました。何しろここは枕崎。日本一の鰹節の町です。
陰茎のアップ。なんと驚いたことに陰茎は、
二本のソーセージを束ねて、薄膜で覆ったような
構造をしています。
一枚岩じゃないんですね。何しろここは枕崎。
というわけで、
奇跡のカッツォ節のために、レッツラドン!
1.伝統的な鰹節の製法に則って、陰茎を煮る。
お写真はゆであがりの陰茎。
茹でてる最中は、ものすごい量の灰汁が出てきて、
もうなんというか、自分の股間が切ない。
いつかわたくしの股間も、こうやって灰汁をすくわれる日が来るのであろうよ。
(遠い目)
2.ほっかほかの陰茎を燻し器に入れる。
ゆであがってキュッと締まった陰茎を、その昔 麹室として作った燻し器に入れる。慰撫しつつ燻す。いぶし銀。
ちなみに茹でてから入れないと、鰹節になったあとに腐ってしまうそうな。
ちなみにこの製法の監修は、マルタ共和国から鰹節修行に来ている、国境なき寿司団の俊也シェフです。どうもこんにちは。
シェフいわく、どんなもの(豚肉などでも)、きちんと製法をふまえれば鰹節になるそうです。カツオ!イソノ!
3.室の温度を80度までに保つ
はじめの燻しは、80度前後、次からは50度前後だそうな。
そのまま適当に数日キープ。
4.事故が起きる
なんと、燻し器を丸々燃やしてしまいました。いのししの皮をなめしていたら、目を離した間に引火。
俊也シェフの研究用鰹節とともに、カッツォ節も黒焦げに。俊也シェフごめんなさい。
そして手元に残った、黒焦げの陰茎。硬さはまあまあ。
5.多少 表面を磨いた。
ややきれいになった陰茎。焦げ臭が強い。
最後の最後で残念だー!
理想としては、カッチカチに黒光りするカッツォ節を期待していたのに。うむー。
というわけで、炭化したカッツォ節は、
環太平洋浄化300年計画総裁の炭職人、溝口さんに奉納いたしました。
・・・。
ひさびさの研究失敗。
また次にリベンジだ。
つづくー!
(というわけで、誰もカッツォ節の味を知らない)