無人島生活レポート。とりあえず1泊2日。


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鹿児島県のとある無人島。なんとここは数少ないのある無人島で、じゃあサバイブにぴったりじゃないか!ということでキャンプのための下見第二弾。

以下、第三回 日々火々と暮らす火之神合宿、無人島編 の開催場所として、昨日今日と、こちらでスバルさんたちとテスト生活してきたご報告。


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今回も、何はなくとも、「普通にカヌーで」渡航。(スバル語録)
今回は、日本の面白いところを尋ねる、
「らんぼうさんのスタディロードツアー」も奇遇なことに大合流。人数が多いので、モーターボートも出動です。

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第一陣出発。達者でなー!

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というわけで、こちららんぼうさん。
何を隠そう、わたくしがピースボートに乗ったときの同じクルーズ乗船者で、今や国会議員にも地域にも社会問題にもコミットする、今をときめく社会派活動家なのです。6年ぶりくらいの再開。笑顔がすてきですね。

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ちなみに今回、わたくしはデジタル一眼があるので、高みの見物のモーターボート。速いねえ!海だねえ!

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乗船30分ほど、目的地の無人島が見えてきた!

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どん!
こちらが目的の無人島。昔は人が住んでいたとか住んでいなかったとかで、田んぼのあとや棚田がある。結構ひろい!
のちほど、探検を経て驚愕の事実も発見される!

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そして今回は、荷物と一緒に、にわとりも連れてきた。

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昔は、山登りする人は、生きた鶏を荷物にぶら下げて 食料としたらしい。生きてればいたまないし、鶏は本当にあますところなく食べられるし。今回もお世話になります。

第2陣が到着するまでの間に水を探す。
わざわざ奥深くまで入って、ないなぁ、と思って下山したら目の前にちょろちょろと。なんと浜まで流れてました。

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[こちらは山の中のやや上流の図]

地元の人いわく、「日照りが続いてるから枯れてるかもね」とのことだったのだけど、おやまあどうして、安定した水量がありました。これは、理想的な無人島だ!略してリソジンだ!

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そうこうしてるうちに、第2陣も到着。さっそく分担して食料と環境の確保。こちら、魚を銛付き隊。

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こちら、貝とカニをつかみ取り隊。

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こちら、かまどをつくって火起こし隊。

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できた!

その間わたくし、撮影も兼ねて島内をぶらぶら。すると、、、

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イノシシじゃん!

なんとイノシシの足跡発見。地元のひとはネズミしかいない、って言ってたのに!
流水沿いをのぼれば、イノシシの足跡や食痕(カニを食べたあと)、タヌキの足跡、その他、よくわからないビッグフットみたいな足跡まで、そこには豊かな生態系がありました。
こういうときにしみじみ感じてるのは、インディアンの技術の学校、トラッカースクール行ってて本当によかった。足跡わかると楽しい。

ちなみに、のちほどカニを捕まえに行ったらんぼうツアーのHさんいわく、「川にはでっかい田ウナギがいた」そうな。ウナギまでいるのか!すごいぞリソジン!

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同時進行で、Hさんが鶏を解体。
鶏一羽で、8人が十分においしいご飯を食べられる。ありがたいっす。

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こちら、沢ガニとフキ。フキはトウがたってたけど、刻んで食べたらおいしかった。カニとフキは中華炒めに。

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というわけですっかり暗くなっちゃったけど晩御飯!
お米は持ち込みで、それ以外はほとんど現地調達。他にはスバルさんが、ブダイを銛で突いてきた。

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左から、カニフキ中華炒め、トリレバ刺し、ブダイの刺身。

もう、なんというか、舞い踊りたくなるくらいうまい。

どれもが新鮮だし、プロセスを理解して、自分で絞めて調理して食べるから、生きる実感もひとしお。

初日は夜曇ってしまったけど、満月の次の日だったから明るかった。遅くまで語り明かして、浜辺泊。

みんな結構 蚊にさされる。


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明け方。ものがたりのはじまりそうな風景。

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うーん!無人島の朝っていいね。無人島ではあるけど、漁船が近くを通る。ハロー!

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2日目も早くから銛付き漁。わたくしがブダイ、スバルさんがイシダイをゲット!

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朝食は試しにパンにしようということで、持ち込んだ小麦粉を捏ねて発酵、整形。網焼きパンです。

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昨日取った貝と、もちこんだジャガイモのスープ。

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イシダイの刺身。

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魚の保存技術、薫製のテスト。
写真はないけど、生水の濾過テストもした。こちらも幸先良し。


いやあ、一泊二日の下見キャンプだったけど、
これは 楽しい。

火起こしもさることながら、自分が生きる技術を自分で身につける、というコンセプトを実践するのに、これほど理想的な環境はないんじゃないでしょうか。

ちなみに、

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そこらじゅうビロウの樹だらけ。繊維も、強い葉っぱも取れてしまう。繊維植物は偉大だ。

うーん。
ここ、確実にしばらく生きていける環境ですな。

こどもたちじゃなくて、わたくしがこもりたい。無人島にぞっこんです。
ちなみにちびっこ向け無人島合宿のお問合せはこちらから。

過去のスバルとテンダーの無人島合宿の様子はこちら。


この記事の著者

テンダー

ヨホホ研究所主宰の、泣く子も訛る社会派ヒッピー。 電気関係、ウェブ、文章表現、写真、選挙、先住民技術、などが研究対象。 2016年のテーマは、持続可能性の本を書くことと、アウトフローを極めて綺麗にすること。